ポルシェ・タイカンとは? わかりやすく解説

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ポルシェ・タイカン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/06 19:10 UTC 版)

ポルシェ・タイカン
サルーン
サルーン リア
クロスツーリズモ
概要
販売期間 2020年-
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 4ドア セダン
5ドア CUV
駆動方式 4WD
FR
パワートレイン
モーター 交流同期電動機
最高出力 4S
320kW(435PS)-390kW(530PS)
ターボ
460kW (625PS)-500kW(680PS)
ターボS
460kW(625PS)-560kW (761PS)
最大トルク 4S
640N・m(65.3kgf・m)
ターボ
850N・m(86.7kgf・m)
ターボS
1050N・m(107.0kgf・m)
変速機 2速AT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン式
マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,900mm
全長 4,963mm
全幅 1,966mm
全高 1,378-1,381mm
車両重量 2,140kg-2,305kg
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ポルシェ・タイカン(Porsche Taycan)は、ポルシェが製造する電気自動車である。

概要

ミッションE

2015年コンセプトカーミッションE」として発表され、2019年フランクフルトモーターショーで初公開された、ポルシェ初の量産電気自動車である。

スポーティ性と日常性を兼ね備えたサルーン、およびクロスオーバーSUV(クロスツーリズモ)として開発され、ポルシェの伝統を受け継ぎつつも、随所に最新の機構を盛り込んだ革新的なモデルに仕上がっている。

前後のアクスルモーターを搭載する四輪駆動[注釈 1]を基本とし、リアモーターに2速のトランスミッションを組み込むことで、加速性能の向上と効率的な高速巡航を両立させている。システム電圧には量産車初となる800 V電源を採用し、パワーユニットの効率化や充電時間の短縮を図っている。

グレード体系は上位から「ターボS」「ターボ」「4S」。ターボS・ターボの通常時の最高出力は共に460 kW(625 PS)だが、オーバーブースト機能を搭載しており、これを使用することでターボSで560 kW(761 PS)、ターボで500 kW(680 PS)というスペックを絞り出す。後輪駆動のベーシックモデルも追って追加された。

足回りにも最新の機構が組み込まれ、アクティブサスペンショントルクベクタリングといったシャシーコントロール技術を統合制御することで、状況に応じた最高のドライビングを実現する。

沿革 

  • 2015年 - 前身となるコンセプトカー、ミッションEが公開。
  • 2019年 - フランクフルトモーターショーで発表。
  • 2022年10月13日 - ゾンダーブッシュと呼ばれるオーダーメイドプログラムを発表[1]BlackPinkジェニーとコラボしたモデル、タイカン4Sクロスツーリスモforジェニー・ルビー・ジェーンが同時に公開された[1]

名称の由来

「タイカン」とはトルコ語で「活発な若い馬」を表す語であり、ポルシェの紋章として使用されているシュトゥットガルトの馬の紋章より着想を得たものとされている。

ギャラリー

ミッションE リア
タイカン 4S
タイカン ターボ
タイカン ターボS
タイカン スポーツツーリズモ GTS リア
タイカン クロスツーリズモ
タイカン(日本仕様)

脚注

注釈

  1. ^ エントリーグレードのみ後輪駆動を採用する。

出典

  1. ^ a b ポルシェ、BLACKPINKジェニーを異例の抜擢…ここを訪れて理由が分かった”. 中央日報 (2022年10月18日). 2022年10月19日閲覧。

関連項目




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