ポリネシア文化における前提
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 04:05 UTC 版)
「ホ・オポノポノ」の記事における「ポリネシア文化における前提」の解説
多くのポリネシア文化では、ハラ(hara または hala)と呼ばれる個人の誤りによって、病気になると信じられている。ハラが神を怒らせると考える人もいれば、悪意を持つ神を引き寄せると考える人もいる。 しかし、ほとんどの場合、ハラに対して儀式が行なわれ、これは溜まったハラを減らす可能性があると考えられている。 バヌアツや南太平洋の島々では、病気は性的不品行や怒りによって起こると考えられている。ある地元の男性は、「あなたが2、3日怒り続けるなら、病気になるだろう」と語った。こうした病気に対する治療法は、告白である。患者、またはその家族は告白をするだろう。もし誰も告白しなければ、患者は死ぬかもしれない。バヌアツでは、秘密は病気に力を与えると信じられている。秘密は告白されると力を失う。 ハワイを含む多くの島々、ソロモン諸島のティコピア島、クック諸島のラロトンガ島などでは、父の罪が子供に降りかかると信じられている。子供が病気なら、両親にはけんかや不品行の疑いがある。 社会的秩序を乱すと、病気に加えて、その土地に不作や災害がもたらされ得る。告白と謝罪だけが、調和を回復できるとされた。 プカプカ島では、こうした癒しのために、患者に一種の告白をさせるのが通例だった。 同様の伝統が、サモア、タヒチ、ニュージーランドのマオリにも見られた。
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