ポイントの歴史と定義とは? わかりやすく解説

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ポイントの歴史と定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 16:29 UTC 版)

ポイント」の記事における「ポイントの歴史と定義」の解説

ポイント複数地域時代種々のシステム成立したため、定義も一様でない。最も古いポイント・システムはフルニエ・ポイント (Fournier's point) とされ、次にディドー・ポイント (Didot's point) が1783年ごろ成立する。これら二つシステムフランスで誕生し大陸広く使われた。フルニエ・ポイントは、フルニエ (Pierre-Simon Fournier) により提案されたものであるシセロ (Cicéro) 格の12分の1基準として、ポイント定義したのであるディドー (François-Ambroise Didot) はこのフルニエシステム改善し、「王のインチ」(Pied de roi) と呼ばれるフランスインチ格に、1 pt1/72インチとして適合させた[要出典]。フルニエ・ポイントにおいては、1 pt ≒ 0.348 82 mm で、ディドー・ポイントでは 1 pt ≒ 0.375 9 mm相当する欧州大陸では主にディドーポイント・システム使用されていたが、英米では定まったポイント・システム普及しなかった。アメリカで活字サイズ統一されるのは、1886年MS&J (Mackellar, Smiths and Jordan, Letter Founder) のジョンソン・パイカ (Johnson pica) を共通的に使用することが確認されてからである。これをアメリカン・ポイント (American point, American printers' point) という。ジョンソン・パイカは 83 picas = 35 cm とするもので、1 pt = 1/12 picas ≒ 0.351 4 mm である。ジョンソン・パイカが 83 picas = 35 cm とし、それが結局アメリカン・ポイントとして選択されたのは、サイズ体系維持することで、活字改鋳極力避けるためであった多く有力な活字鋳造業者がジョンソン・パイカを使用していたため、アメリカン・ポイントを 1 in. = 6 picas、1 picas = 12 pt にしようと運動したホークス提案退けられのである。アメリカン・ポイントは東京築地活版製造所によって1900年代後半紹介され日本でも普及した

※この「ポイントの歴史と定義」の解説は、「ポイント」の解説の一部です。
「ポイントの歴史と定義」を含む「ポイント」の記事については、「ポイント」の概要を参照ください。

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