ホワイト・アルバム(キンファウス)・デモ(1968年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:58 UTC 版)
「ビートルズの海賊盤」の記事における「ホワイト・アルバム(キンファウス)・デモ(1968年)」の解説
1968年5月ビートルズは、次回のアルバムに収録する候補曲を検討するため、サリー州イーシャーにあった、ジョージ・ハリスンの自宅(通称キンファウス)に集まりデモを録音した。このセッションで、27曲(大半はアコースティック・ギターによるもの)が録音された。その内、マッカートニーが後に最初のソロ・アルバムでレコーディングする「ジャンク」などの7曲はCD、『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録されている。残りの20曲の内15曲は『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム)』で正式に発表され、「ノット・ギルティ」、「ホワッツ・ザ・ニュー・メリー・ジェーン」はアルバム用にレコーディングされたが、最終的に収録曲から外された。『ザ・ビートルズ・アンソロジー』に収録されているこのセッションの音源は、編集されているものの、それまでの海賊盤に比べ格段に音質がよいため、全27曲のテープが高音質で現存していると思われ、キンファウス・デモの完全版が、今後公式盤として発表される可能性がある。その後、2018年に発売された『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) スーパー・デラックス・エディション』に収録され、公式盤として発表された。 ビートルズがスタジオでコーディングを行わなかった残る3曲は以下のとおり。 「(I'm Just a) Child of Nature」 後にジョン・レノンが歌詞を改変して、ソロで「ジェラス・ガイ」として発表。 「Circles」 後にジョージ・ハリスンがソロ・アルバム『ゴーン・トロッポ』の中で発表。 「サワー・ミルク・シー」 ハリスンの作品。後にジャッキー・ロマックス(英語版)によりレコーディングされ、アップル・レコードレーベルの最初期のシングルとして発売された。
※この「ホワイト・アルバム(キンファウス)・デモ(1968年)」の解説は、「ビートルズの海賊盤」の解説の一部です。
「ホワイト・アルバム(キンファウス)・デモ(1968年)」を含む「ビートルズの海賊盤」の記事については、「ビートルズの海賊盤」の概要を参照ください。
- ホワイト・アルバム・デモのページへのリンク