ホキ7600形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:05 UTC 版)
「国鉄ホキ10000形貨車」の記事における「ホキ7600形」の解説
33 t積セメント及び32 t積石炭専用車。1982年(昭和57年)2月22日に富士重工業で1両(オホキ7600)が製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長が12 m をこえるホッパ車)を前置し「オホキ」と標記する。 日本石油輸送が所有し、郡山駅を常備駅とした。往路での空車を解消するため、往路ではセメント、復路では石炭を輸送するために製作された。 外見こそホキ10000形と酷似するが、構造は大きく異なりゴム隔膜を用いた有蓋・無蓋切り替え式であり、セメント輸送時は有蓋、石炭輸送時は無蓋となる構造であった。 九州地方で試用され、1984年(昭和59年)1月19日に荷役装置を富士重工業で改造したが、その複雑な構造が災いし、長期休車となった。日本貨物鉄道(JR貨物)にも継承されたが、1999年(平成11年)11月に廃車となり形式消滅した。
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