ペロ (レーダー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 08:13 UTC 版)
ペロはロシア連邦のリャザン国家機器製造工場(GRPZ)とV・V・チホミーロフ記念機器製作科学研究所(NIIP)が共同開発したパッシブ・フェーズドアレイ・アンテナ(PESA)である。
概要
ペロは機械式レーダーであるSu-27のN001メーチやMiG-29のN019ルービンをPESA化する為に開発されたレーダーアンテナでバックエンド部を持たず、前述のレーダーのバックエンド部と組み合わせて運用される。N001メーチにペロを統合した場合、探知距離が190kmまで延長されるほか、10目標を追尾し内6目標をR-77ミサイルで攻撃することが可能となる。このほか、リアルビームモードとドップラービームナローイングモードを使用しての地形スキャン、合成開口レーダーを使用しての地形マッピングなどの機能が実装される[1][2]。
アンテナ部は極めて軽量でメーチ・ルービン両レーダーのカセグレンアンテナに重量に匹敵するとされる[3]。そのため、レーダーの重量変化による機体の重心位置の変化に対応して機体の飛行制御システムの変更などを行う必要が無く[4]、新型レーダー(N010ジュークやN011バルスなど)に換装する場合と比べて35%のコストで済むとされている[5]。
2001年、実験的に2機のペロが組み立てられ内一機が中国に輸出されテストが行われた[2]。なお、この輸出されたペロが後にJ-10Bに搭載されたPESAレーダーの元となったとの情報もある[6]。
開発は、リャザン計測器工場と協力して行われ、Su-30MKKとSu-30MK2の武器制御システムの一部として実装されたが[1]、採用されなかった。
仕様
出典[4]
Su-27/30用
- アンテナ直径:1,050 mm
- 重量:82 kg
MiG-29用
- アンテナ直径:750 mm
- 重量:40 kg
脚注
- ^ a b Weapon Control Systems for SU Aircraft
- ^ a b Overscan's guide to Russian Military Avionics Archived 2012年7月7日, at Archive.is
- ^ Flanker Radars in Beyond Visual Range Air Combat
- ^ a b PERO Dual-band antenna systems with electronic beam control for radar targeting system
- ^ Radares Europeus
- ^ 『漢和防務評論』2011年8月号 P.22〜23
「ペロ (レーダー)」の例文・使い方・用例・文例
- ペロタは見ていて面白いスポーツだ。
- ペロペロなめる
- ペロリ食ってしまう
- ペロリと舌を出す
- ペロポンネソスの、または、ペロポンネソスに関する
- ペロポンネソス戦争
- ペロポネソス人戦争で殺されるアテネ人のためのペリクレスの追悼演説は、誇示の雄弁の有名な例である
- 1992年に、ペローは、全国レベルで、第三党を結成しようとした
- ペロポネソスの北岸の古代ギリシアの地域
- ペロポネソス南東部にあったギリシア南部の古国
- イオニア海の入江にあるペロポネソス北西部の西ギリシャの港都市
- ペロポネソス半島中央にあるギリシアの県
- ペロポネソス北西部にあるギリシアの平原
- 中央のギリシアとペロポンネソスの間のイオニア海の入り江
- 古代アテネの政治家で、ペロポンネソス戦争の司令官(紀元前450年−404年頃)
- ペロポンネソス戦争の最後の戦いでアテナイ軍を破った、スパルタの司令官(紀元前395没)
- 古代ギリシアの歴史家で、ペロポネソス戦争の歴史で知られる(紀元前460年−395年)
- ペペロミア属の様々な植物のいずれか
- ベレペロンという植物
- ペペロミアという植物
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