ペペロミア【(ラテン)Peperomia】
サダソウ属
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 01:33 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動サダソウ属 | ||||||||||||||||||
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Peperomia caulibarbis
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Peperomia Ruiz & Pav., 1794[1] | ||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||
Peperomia secunda Ruiz & Pav., 1798[2] | ||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||
サダソウ属、ペペロミア属 | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
radiator plant | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
本文参照 |
サダソウ属(佐田草属、学名: Peperomia)とは、コショウ科の属の1つであり、ペペロミア属ともよばれる。コショウ属(Piper)と近縁であり、Peperomia とは「コショウに似た」という意味である。
小型の多年生の草本であることが多い。がっしりした茎と多肉質の葉を持つものが多く、着生植物も豊富である。分布は世界の熱帯、亜熱帯地域を中心に約1,500種が記録されており、その多くが中央アメリカと南アメリカに集中している。日本にはサダソウ、オキナワスナゴショウ (ケナシサダソウ)、シマゴショウ[注 1]が分布している。葉が多肉的で美しく観葉植物として栽培されるものがある。花序はひも型の穂状で、花は黄色、茶色または緑色で小さく目立たないものが多い。
主な種
- サダソウ(サタソウ)(P. japonica Makino) - 本州南岸から南西諸島、台湾に分布[3]。
- シマゴショウ[注 1](P. boninsimensis Makino) - 小笠原諸島(父島、母島、南硫黄島)に分布[3]。
- ウスバスナゴショウ(P. pellucida (L.) Kunth) - 南アメリカ原産であるが、日本を含む世界中の熱帯から亜熱帯域に広く帰化している[3]。
- シマアオイソウ(P. argyreia Morr.) - 南アメリカ北部からブラジルに分布。ハート型の葉に銀灰色と緑色の縞模様がある。別名スイカペペロミア。
- チヂミバシマアオイソウ(P. caperata Yunck.) - ブラジルの熱帯雨林原産。ハート型の葉に深いひだが寄る。
- ペペロミア・オブトゥシフォリア(P. obtusifolia (A. Dietr.)) - メキシコから南アメリカ北部と西インド諸島に分布。葉は肉厚で楕円形。覆輪や絞りが入った園芸品種もある。
繁殖
繁殖は株分け、挿し木。葉挿しもできるが、葉緑体の無い細胞からは栄養繁殖ができないため斑入りの品種は斑が消えてしまう。
画像
脚注
注釈
出典
- ^ “Piper cubeba”. Plants of the World online. Kew Botanical Garden. 2021年9月11日閲覧。
- ^ Wunderlin, R. P., Hansen, B. F., Franck, A. R. & Essig, F. B. (2021年). “Peperomia”. Atlas of Florida Plants. Institute for Systematic Botany, University of South Florida, Tampa. 2021年9月12日閲覧。
- ^ a b c d 米倉浩司 (2015). “コショウ科”. In 大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (編). 改訂新版 日本の野生植物 1. 平凡社. pp. 55–56. ISBN 978-4582535310
外部リンク
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