ベルリン (アルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/23 05:02 UTC 版)
『ベルリン』 | ||||
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ルー・リード の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | モーガン・スタジオ(ロンドン) レコード・プラント・スタジオ(ニューヨーク) CTSスタジオ(ロンドン) |
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ジャンル | ロック、アート・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | RCAレコード | |||
プロデュース | ボブ・エズリン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ルー・リード アルバム 年表 | ||||
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『ベルリン』(Berlin)は、ルー・リードが1973年に発表した3作目のソロ・アルバム。
解説
主人公の男と娼婦キャロラインを軸としたストーリーを持つコンセプト・アルバムとなっている。プロデュースは、当時既にアリス・クーパーとの仕事で知られていたボブ・エズリンが担当した。エズリンはアラン・マクミランとともに編曲も担当した。ロンドンのモーガン・スタジオで主たるレコーディングが行われ、ニューヨークのレコード・プラント・スタジオとロンドンのCTSスタジオでオーバーダビングが行われた[3]。
「キャロラインのはなし (2)」は「ステファニー・セッズ」を作り直したものである。
本作はリードの母国アメリカよりもイギリスで大きな成功を収め、全英アルバムチャートではリードにとって初のトップ10入りを果たした[1]。発表当時は『ローリング・ストーン』誌のレビューで酷評されたが、同誌はその後、別の批評家にレビューを依頼して本作を再評価した[4]。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500』に於いて、344位にランクイン[5]。
2006年、リードのニューヨーク公演において、初めて本作がライヴで再現された[6]。その模様は、2007年にドキュメンタリー映画『ルー・リード/ベルリン』(監督:ジュリアン・シュナーベル)として公開された[7]。
収録曲
全曲とも作詞・作曲はルー・リードによる。
- Side 1
- ベルリン - "Berlin" - 3:25
- レディ・デイ - "Lady Day" - 3:38
- 富豪の息子 - "Men of Good Fortune" - 4:36
- キャロラインのはなし (1) - "Caroline Says I" - 3:57
- 暗い感覚 - "How Do You Think It Feels" - 3:43
- オー・ジム - "Oh, Jim" - 5:10
- Side 2
- キャロラインのはなし (2) - "Caroline Says II" - 4:13
- 子供たち - "The Kids" - 7:50
- ベッド - "The Bed" - 5:52
- 悲しみの歌 - "Sad Song" - 6:56
参加ミュージシャン
- ルー・リード - ボーカル、アコースティック・ギター
- ディック・ワグナー - ギター、バッキング・ボーカル
- スティーヴ・ハンター - ギター
- ボブ・エズリン - ピアノ、メロトロン、バッキング・ボーカル
- アラン・マクミラン - ピアノ (A1)
- ブルー・ウィーヴァー - ピアノ (A3)
- スティーヴ・ウィンウッド - オルガン、ハーモニウム
- ジャック・ブルース - ベース(A1, A3-B2, B4)
- ジーン・マーティネック - ベース(A2)、ギター(B3)、シンセサイザー(B3)、ボーカル編曲(B3)
- トニー・レヴィン - ベース (B2)
- エインズレー・ダンバー - ドラムス(A1, A3-B2, B4)
- B. J. ウィルソン - ドラムス (A2, B1)
- ランディ・ブレッカー - トランペット
- マイケル・ブレッカー - サックス
- ジョン・ピアソン - バストロンボーン
- デニス・フェランテ - バッキング・ボーカル
- エリザベス・マーチ - バッキング・ボーカル
- スティーヴ・ハイデン - バッキング・ボーカル
脚注
- ^ a b ChartArchive - Lou Reed
- ^ Berlin - Lou Reed : Awards : AllMusic
- ^ Lou Reed - Berlin (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ 2000年再発CD(BVCM-35056)ライナーノーツ(マイケル・ヒル、翻訳:染谷和美)
- ^ Lou Reed, 'Berlin' - 500 Greatest Albums of All Time | Rolling Stone - 2014年8月19日閲覧
- ^ 映画 ルー・リード/ベルリン - allcinema
- ^ “www.imdb.com”. 2024年12月23日閲覧。
「ベルリン (アルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
- ベルリンのアメリカ軍占領区
- あなたの飛行機は何時にベルリンに到着しますか。
- あなたがデザインした指輪はベルリンでも人気です。
- あなたが作った指輪はベルリンでも大人気です。
- 私たちは、ベルリン滞在中におじを訪ねました。
- 彼女はベルリンに居た。
- 私はいつか必ずベルリンに行き、あなたを訪ねるでしょう。
- 私もあなたに会いにベルリンに行きたいと思っています。
- 数年前、私はベルリンに住んでいました。
- ベルリンはどのような街ですか?
- 彼女の案内でベルリンへ行きました。
- ベルリン会議の開催が近づいてきました。
- 彼はベルリンを離れたくないと思いました。
- 夜のベルリンは本当に寒い。
- 私は、一度もベルリンに行ったことがありません。
- 彼はベルリンへ行き、そこで3週間滞在した。
- それは私の初めてのベルリン訪問でした。
- それは彼がベルリンに持っていたのと同じくらい立派な家だった。
- 私は午後遅くにはベルリンへ移動しなければならないので、あなたの工場へ行くのは午前中になります。
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