ベビーテックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ベビーテックの意味・解説 

ベビーテック【babytech】

読み方:べびーてっく

子育てにIT(情報技術)を導入すること。また、それによって実現する新たなサービスビジネス妊娠出産乳幼児健康管理などに各種IoT機器利用したり、子供見守りウェブカメラ使用したりすることを指す。ベビテク


ベビーテック

別名:ベビテク
【英】BabyTech

ベビーテックとは、子育てに関する妊娠・出産産後育児などの)分野においてITやIoT活用する新世代技術サービス総称である。

ベビーテックと呼ばれる具体的な技術サービス幅広く多岐にわたるが、たとえば、出産控えた母体体調管理食事管理、あるいは陣痛管理新生児呼吸心拍数常時モニタリングして健康状態監視し維持するシステムなどがベビーテックの代表例として挙げられる

ベビーテックはFinTechFoodTechAgriTechなどと同様、次世代のIT、IoTあり方として注目集めている。


ベビーテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 05:42 UTC 版)

ベビーテック英語: Baby Tech)とは、baby(赤ちゃん)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。IT(情報技術)IoTを用いて、妊娠、出産、子育てを助ける製品やWebサービスの総称。ベビテックと呼ぶこともある[1][2][3]

アメリカ合衆国で開催されているコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)では2016年より、BabyTech Awardが開催されており[4]、そこから(2016年から)ベビーテックという言葉が使われるようになった[3]

BabyTech Awardの5分野と代表的な例(BabyTech Award 2018優勝製品概要)[2][3][4]

Baby Eats(赤ちゃんの食事)
スマートフォンアプリと哺乳瓶が連動し、赤ちゃんが飲んだミルクの量、時間、温度などをリアルタイムに記録する。
Baby Learn & Play(赤ちゃんの発育)
スマートフォンアプリ連動型デバイスで、親が子どもに話しかけた言葉の数、ポジティブな言葉、ネガティブな言葉などを記録し、評価することで、子どもに必要な活動や商品をリコメンドする。
Baby Safety(赤ちゃんの安全)
スマートフォンアプリ連動型のチャイルドシート。「車が動き出した」「子どもが座っていない」「チャイルドシート付近の温度が暑すぎる/寒すぎる」といった際のアラートを出す。
Healthy Baby(赤ちゃんの健康管理)
乳児用ウェアラブル体温計。体温を連続で測定し、スマートフォンに送信する。
Fertility & Pregnancy Help(妊活補助)
スマートフォンと専用デバイスで排卵検査キットの色の変化を測定し、排卵日を特定することで妊活の補助を行う。

アメリカ合衆国やヨーロッパではスタートアップとしてベビーテックを取り扱うベンチャー企業も多い。

日本では、乳幼児向けの製品の認可が厳しいこともあるが、「育児は女性の仕事」という固定観念が根強く、機械やコンピュータに育児を任せることの抵抗感があるため、ベビーテックの普及はアメリカやヨーロッパに比べると、ベビーテックの普及は遅れている[3]

しかしながら、祖父母が子育てを助けてくれる時代でもなく、男女雇用機会均等法の施行などから共働きの家庭が増えており、併せて保育所では保育士への負担増も指摘されているため、こういった問題解決にもベビーテックが役立つのではないかと期待されている[3]

出典

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベビーテック」の関連用語

ベビーテックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベビーテックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【ベビーテック】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベビーテック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS