ベイトロッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 00:22 UTC 版)
ベイトロッドはベイトリール専用のロッドでバス釣りや海釣りでの使用が多い。 バスロッド トップウォーター用や、ヘビーウェイトのワーム、クランクベイトやスピナーベイトなど「引き抵抗の大きい」ルアーを使用する際、ベイトロッドは欠かせない。また、近年では「ベイトフィネス」という比較的軽い(概ね7g以下)ルアーをキャストするのに適したスピニングロッドとベイトロッドの中間の硬さのロッドも存在する。 トラウトロッド サクラマスやイトウ、ブラウントラウトなど大型のトラウトを狙う場合はベイトロッドも一部のアングラーには根強い人気がある。また、最近はベイトリールでも軽量ルアーのキャストが可能となったために専用ロッドも登場しており、管理釣り場のトラウトや渓流のイワナやヤマメをベイトタックルで狙うアングラーも見受けられる。 ライギョロッド タイワンドジョウ・カムルチーなど、ライギョ類を対象としたロッド、太いPEラインを使い、魚を強引に藻から引きずり出すため、ライギョロッドはほぼベイトロッドで構成されている。 ロックフィッシュロッド アイナメ、大型カサゴ、ソイ、キジハタなど、メバルよりも大きめな「根魚」と称されるこれらの魚を狙う場合は、重いリグと太めのラインを使うため、ベイトロッドが使用されている。 ベイジギング(ライトジギング)ロッド 船から細いPEラインを使ってジギングする「ライトジギング」と称される釣りでは、特にスズキやタチウオを狙う際、ラインスラック(ラインのたるみ)を防ぐためにもベイトタックルが主流であり、特にスズキはベイトタックルでないとフォーリングの当たりが取れない。 タイラバロッド 近年流行の、マダイを「タイラバ」と称されるルアーで狙う場合も、デッドスローでルアーを引いて食わせるため、ベイトロッドが主流である。 ジギングロッド ヒラマサやカンパチ、ブリやイソマグロ等を狙う本格的なジギングでも、ベイトロッドは多用されている。特に重いジグをしゃくるには有効。 その他 販売するメーカーは少ないが、小河川でのナマズを対象としたナマズ専用ロッドや、ジギングを除く港湾等でのスズキ(シーバス)用のベイトタックルも存在する。
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