プリンセン運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 15:14 UTC 版)
「アムステルダムの運河」の記事における「プリンセン運河」の解説
プリンセン運河はアムステルダムの主要運河の4番目で、最も長い運河である。「公の運河」を意味するその名前は、沈黙公ウィレムにちなんでいる。運河沿いの建造物群のほとんどは、ネーデルラント連邦共和国の黄金時代に建てられたものである。運河に架かる橋はヨルダーン地区には繋がっていない。ヨルダーン地区とは、かつてスペインやフランスでの非カトリックに対する弾圧から逃れてきた人々の居住区となっていた歴史地区である。 プリンセン運河沿いの観光名所としては、北教会 (Noorderkerk)、北市場 (Noordermarkt) などのほか、 アンネ・フランクの家がある。アンネの家は1635年に建てられたものだが、18世紀に裏側部分が増築され、アンネたちが隠れ住むのに使われることになった。 西教会 (Westerkerk) はプリンセン運河とケイザー運河に面する高さ85 mのプロテスタントの教会堂で、1620年から1631年にかけて建造された当時としては、世界最大級のものだった。現在はホモモニュメント(同性愛者記念碑)が隣接している。
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