ケイザー運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 15:14 UTC 版)
「アムステルダムの運河」の記事における「ケイザー運河」の解説
ケイザー運河は、三運河地区の2番目の運河であるとともに、もっとも幅広い運河である。「皇帝の運河」を意味するその名前は、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世にちなんでいる。 ケイザー運河沿いの建築には、ヘーレン同様に階段破風や軒蛇腹様式の建物が見られるが、その中でも118/120番地の間口の広い建物は、近代建築の先駆者の一人であるヘンドリック・ペトルス・デルラーヘ(1835年 - 1934年)が暮らしていたことで知られている。また、対岸には置時計を模したような破風壁のクロックヘーベル(鐘形破風)の建物が見られる。ハルスヘーベルとクロックヘーベルはトラップヘーベルよりも後の形式で、いずれも美しい装飾性を備え、18世紀末まで好まれた。 1671年に穀物商人ファン・レイが建てさせた邸宅は、18世紀に内装がバロック様式に改修され、現在はファン・ローン美術館になっている。
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