プラーサートプラウィハーンの参道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 20:10 UTC 版)
「カオプラウィハーン国立公園」の記事における「プラーサートプラウィハーンの参道」の解説
モーイーデーン岩壁地域の上部はプラーサートプラウィハーン寺院遺跡へ繋がるタイ側参道に続いている。カンボジアとの関係が安定している平時は、入場料を支払うとタイ側からの参道の通行が認められる。寺院に行くためにはタイ、カンボジア両サイドからの入場料の支払いが求められるが、カンボジアサイドからビザが求められることはない。カンボジア側は寺院遺跡に限り入場ができる。1962年国際司法裁判所によって寺院遺跡のカンボジアへの帰属が決定されたが、公園内周辺4.6km2の土地の帰属については係争中である。地雷埋設地域には訪問者の安全のために表示がなされている。 2008年、ユネスコ世界遺産委員会によって遺跡がカンボジアの世界遺産として登録されると、タイ側では反発を強め、タイ・カンボジアの国境での緊張が高まった。タイとカンボジア両国の専門家による係争地域を含む管理計画合同調査が行われるが、タイ研究者側がカンボジアの調査に「受け入れがたい不正確な科学調査」であるとして調査団から離脱。独自に報告書をまとめることになった。
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