ブーム以前のオオクワガタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 20:32 UTC 版)
「クワガタブーム」の記事における「ブーム以前のオオクワガタ」の解説
オオクワガタは今ではクワガタムシ類図鑑の先頭を飾り、「日本を代表するクワガタ」として認知、紹介されているが、クワガタブーム到来以前の1990年代前半まで、図鑑には載っているものの生息地や採集方法を知った一部の採集者以外めったに見ることもなく詳しい生態もまだ判っておらず、まさに幻のクワガタであった。1986年の『月刊むし』第185巻にオオクワガタ特集号が組まれ成虫よりの採卵、幼虫の飼育方法が紹介され話題にはなったが、まだ菌糸による幼虫の飼育方法も確立される以前であり、流通に乗る程の個体数も確保できなかったため学会誌や昆虫専門誌、パソコン通信のフォーラムを情報発信の場として熱心なファンや研究者の間で地道な観察、幼虫時の餌の研究が細々と行われているだけにとどまっていた。
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