ブーツ犯人説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 15:47 UTC 版)
詩の述べるところによれば、明らかにスナークはブージャムだった。しかしながら、他の者が近くの丘の頂上で喜び飛び跳ねているベイカーを見た時、ベイカーが残した最後の言葉は以下の通りである。 "It's a Snark!" was the sound that first came to their ears,And seemed almost too good to be true.Then followed a torrent of laughter and cheers:Then the ominous words "It's a Boo-"Then, silence. 「スナークだ!」その声が最初にみんなの耳に届き、それは申し分なく本当のようだった。そして、笑いと歓声がほとばしり続けた。そして、不吉な一言「ブー――」。そして、沈黙。 ある者らは、この言葉に続く音節が「――ジャム」であったということを認めていない。そして、この詩の解釈におけるある一派は、実はそこにいたのはブージャムではなく裏切り者のブーツであり、彼がベイカーを殺害したのであり、ベイカーはこときれる間際にブーツの名を叫ぼうとしたのであると主張している。ブーツが乗組員の中で一際謎めいた人物であった事は特筆すべきである。ブーツは第1章と第4章で僅かに言及された以外は、他のどこにも登場せず、オリジナル版の挿絵でまったく姿を見せない唯一の登場人物である。また、ブーツ(靴磨き)にはベイカーに恨みを抱く動機があった。ベイカーは三足のブーツを重ねて履いていたのだ(第1章を参照。これは挿絵でも明確に描写されている)。
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