ブルーノの列聖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/18 01:56 UTC 版)
ブルーノは聖母マリアに捧げられた共同体の墓地に葬られた。カトリック教会がブルーノを正式に列聖するまでには数世紀を要したが、16世紀から17世紀にかけて、カラブリアではすでにブルーノはこの地方の守護聖人とみなされるようになっていた。 ブルーノは修道会創設者であると同時に著述家でもあり、詩篇とパウロ書簡についての注釈を残している。また、信仰について述べた2通の書簡と、この世のはかなさについての短い哀歌1篇が残っている。聖書についての註解からは、ブルーノがいくらかヘブライ語とギリシア語を解したことがわかる。ブルーノは教父とりわけアウグスティヌスとアンブロジウスの著作に親しんでいた。 カトリックの聖画像においては、通常、ブルーノは、されこうべをもち、十字架と本をもって観想する姿で描かれる。ブルーノの後ろの光輪にはしばしば七つの星が描かれる。光輪のかわりに "O Bonitas" と書いた輪がおかれることもある。
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