ブッシュマスターIII 35 mm 機関砲とは? わかりやすく解説

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ブッシュマスターIII 35 mm 機関砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 01:17 UTC 版)

ブッシュマスター III
本砲搭載のCV 9035歩兵戦闘車
種類 機関砲
原開発国 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 2007年–現在
開発史
製造業者 アライアント・テックシステムズ
(現・ノースロップ・グラマン・イノベーション・システムズ
諸元
重量 284.4 kg(627 lb)[1]
全長 4,025 mm(158.5インチ[1]
銃身 80口径長[2]

口径 35×228mm弾
作動方式 自動機構: チェーン駆動
閉鎖機構: 遊底回転式
発射速度 200発/分
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ブッシュマスター III英語: Bushmaster III)は、アライアント・テックシステムズ(ATK)社[注 1]が開発した35mm口径チェーンガン

設計

本砲は、先行して開発された25×137mm弾仕様のM242 ブッシュマスターをもとに、35×228mm弾仕様にスケールアップしたモデルである[2]。給弾機構も、M242と同様に二方向からの装填に対応して、異なる弾種を速やかに切り替えて使用できる[1]。一方、発射サイクルは、M242ではオープンボルト方式だったのに対し、本砲ではクローズドボルト方式となった[1]

開発計画は1989年に公表され、試作品は1990年に試射を行った[2]。しかし長い中断期間を経て、運用開始は2007年となった[2]

50mm口径版

50×228mm弾

本砲については、少なくとも3回に渡って、50mm口径版の開発が試みられている[2]

まず1980年代、ラインメタル社がエリコン社などと共同で開発を試みたRh 503ドイツ語版では、わずかな改修で35×228mm弾と50×330mm「スーパーショット」弾を切り替えて使用できるようになっており[4]、その成果を本砲に導入することも検討された[2]。この50×330mm弾は、APFSDS弾の弾心長を確保するためテレスコープ弾としての構造を採用していた[4]

2010年代には、C-RAMを主眼とするEAPS(Extended Area Protection and Survivability)計画の一環として、本砲に50×330mm弾を導入することが検討された[2]。これは1980年代のスーパーショット弾と類似していたが、弾丸の長さを増して弾道修正機能を付与することになっており、弾薬の全長は538ミリとなった[2]

2018年10月、アメリカ陸軍研究所 (ARLは35×228mm弾をそのまま増口径した50×228mm弾と、この弾薬の運用に対応するようブッシュマスター IIIの設計を改訂した砲であるXM913英語版を発表した[2]。XM913は2020年代以後の新世代戦闘車両向けとして、米陸軍の次期歩兵戦闘車計画OMFV英語版に提案されたグリフィンIIIに搭載された他[5]、CV90の新型バージョンの武装オプションの1つに設定されている[6]

脚注

注釈

  1. ^ もともとチェーンガンを開発したのはヒューズ社の銃砲部門だったが、これは1984年マクドネル・ダグラスに買収され、1997年には同社自体がボーイングに買収された[3]2002年にはボーイング社の銃砲部門はアライアント・テックシステムズ(ATK)社に売却され、2015年にはオービタルATKに改編された後、2018年にはノースロップ・グラマンに買収されてノースロップ・グラマン・イノベーション・システムズとなった[3]

出典

参考文献

関連項目


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