ファルコン9 v1.1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:33 UTC 版)
「ファルコン9」の記事における「ファルコン9 v1.1」の解説
ファルコン9 v1.1 (Version 1.1) は、2013年9月の6回目の打ち上げから2016年1月の21回目の打ち上げまで用いられた改良型のファルコン9である。 v1.1は、v1.0よりも全長が14m長く、エンジンは改良型のマーリン1Dを使用。1段のエンジン配置も変更され、正方形の配置から、Octawebと呼ばれる円形の配置(外周に8基、中央に1基)に変更された(このため射点設備も改修された)ほか、フェアリングも直径約5mの新しいものが開発され、段間分離システムも一新されて接続箇所が12箇所から3箇所に減らされて信頼性が向上した。また1段の回収に備えて耐熱塗装が強化された。 2014年4月からは1段を回収するための4本の着陸脚の装備が開始され、打ち上げと並行してたびたび着陸試験が繰り返されたが、v1.1ではいずれも失敗に終わった。
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