ピノキオ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 15:23 UTC 版)
「名古屋市鶴舞中央図書館」の記事における「ピノキオ問題」の解説
「ピノッキオの冒険#回収騒動」も参照 1976年(昭和51年)11月、童話『ピノキオ』について市民団体が差別意識を植え付ける図書であるとの問題を提起した。それを受けて、児童室の当該図書の貸出を中止し、市内各図書館から回収することとした。翌年10月1日、『ピノキオ』について公開で検討することとなり、児童室に特設の「ピノキオコーナー」を設け、1年間様子を見ることとした。その結果、作品自体に表現上の問題があるとしても、それが障害者個人の人権を侵害するものであるとは言えず、資料提供を行わないことは図書館の責任を放棄することにつながりかねないとの判断を示した。さらに、1979年(昭和54年)12月、館長直属の諮問機関として「図書館の自由問題検討委員会」を設置することとなった。
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