ビデオ判定の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:51 UTC 版)
MLBやNFL、日本の大相撲等では判定に対する抗議があった場合や微妙な判定の場合はVTRで確認することが認められており、実際に判定が覆ることもある。NFLの場合、かつてインスタントリプレイと呼ばれるビデオ判定制度があったが試合時間の延長につながるなどの理由で廃止された。この制度を改良し、ビデオ判定の要求をチャレンジと呼び、審判が下した判定が正しいものであった場合には要求したチームのもつタイムアウトの権利を失う形に改められた。日本プロ野球では、ホームラン性の打球の判断に限定して導入している。2018シーズンからはメジャーリーグと同様のリクエスト制度が導入された。柔道では2000年シドニーオリンピックでの誤審問題以降、誤審防止のためビデオ判定を導入した。 しかし、ビデオを確認するのも人の目であるため、完全に誤審を防ぎきれるわけではない。一例として、日本プロ野球で、ビデオ判定を経ても本塁打が三塁打とされた誤審が覆らなかったり、MLBではビデオの判定員の見落としで誤審となったことがある。詳細はビデオ判定導入後の誤審を参照。
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