ヒカシュー (アルバム)とは? わかりやすく解説

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ヒカシュー (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 22:29 UTC 版)

『ヒカシュー』
ヒカシュースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル テクノポップ
時間
レーベル イーストワールド/東芝EMI
プロデュース 近田春夫
ヒカシュー アルバム 年表
- ヒカシュー
1980年

1980年
『ヒカシュー』収録のシングル
  1. 20世紀の終りに
    リリース: 1979年12月21日
  2. 「白いハイウェイ」
    リリース: 1980年
  3. モデル
    リリース: 1982年5月1日
ミュージックビデオ
「モデル」 - YouTube
「プヨプヨ」 - YouTube
「白いハイウェイ」 - YouTube
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ヒカシュー』(ひかしゅー)は、ヒカシューの1枚目のオリジナル・アルバム1980年2月5日イーストワールド/東芝EMIより発売。

ジャケットは、一発撮りの俯瞰写真である。

概要

  • ヒカシューのデビュー・アルバム。
  • 1988年12月24日は、2ndアルバム『』との2枚組仕様の『ヒカシュー+夏』で初CD化された。
  • 1990年10月10日に初めて単独でCD化された際には、「ドロドロ」と「白いハイウェイ」の2曲を追加した「ヒカシュー+2」として発売された。

楽曲解説

特記事項なき限り、本節の出典は『ヒカシュー+2』のライナー・ノーツ[1]

レトリックス&ロジックス
歌詞は、巻上の愛読書であるポール・グッドマン英語版の「ことば・そして文学」から着想を得たという。
モデル
クラフトワークのカバー。アルバム発売の2年後となる1982年シングルカットされている[注 1]ほか、クラフトワークのトリビュート・アルバムの『ミュージック・ノン・ストップ ~トリビュート・トゥ・クラフトワーク』には再録音源が収録されている。
ルージング・マイ・フューチャー
当時のライブでは、ブライアン・イーノのカバーとして演奏されていた「ベイビーズ・オン・ファイヤー」とメドレーで披露されていた。
テイスト・オブ・ルナ
ライブでは、歌詞中の「君のモモ」を「君の足」と変えて歌っていた。
20世紀の終りに
1979年に発売されたデビューシングルの表題曲。米沢玩具「サイコム」CMソング。
プヨプヨ
作曲の山下は、この曲を10分で制作したという。後にセカンドシングル「白いハイウェイ」のB面に収録される。
炎天下
歌詞が存在する曲であるが、どの媒体で発売時にも歌詞カードに歌詞が掲載されたことはなく、非公表となっている。海琳正道は、元々自身のブルースバンドでやろうとしたが、「かっこ悪い」と思ったため、使わなかった[2]
何故かバーニング
歌詞中にジークムント・フロイトエーリヒ・フロムの2人の心理学者の名前が登場する。
雨のミュージアム
歌詞中に登場するエゴン・シーレは、巻上が最も敬愛する画家である。
幼虫の危機
1978年に企画された演劇のために書き下ろされた曲。

ヒカシュー+2の収録曲

ドロドロ
作詞:巻上公一 作曲:井上誠
「20世紀の終りに」のB面に収録された楽曲。
白いハイウェイ
作詞:巻上公一 作曲:作詞:巻上公一、海琳正道
2ndシングルの表題曲でアルバム未収録のシングルオンリー曲。『クラリオン』CMソング。イントロで、エンニオ・モリコーネの「続・夕陽のガンマン」のフレーズが引用されている。

収録曲

  • 全編曲:ヒカシュー
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. レトリックス&ロジックス 巻上公一 巻上公一
2. モデル 巻上公一 クラフトワーク
3. ルージング・マイ・フューチャー 海琳正道 巻上公一
4. テイスト・オブ・ルナ 巻上公一 戸辺哲
5. 20世紀の終りに 巻上公一 巻上公一
6. プヨプヨ 巻上公一 山下康
7. ラヴ・トリートメント 巻上公一 巻上公一
8. 炎天下 巻上公一 海琳正道
9. 何故かバーニング 巻上公一 巻上公一
10. ヴィニール人形 戸辺哲 井上誠・巻上公一
11. 雨のミュージアム 巻上公一 海琳正道
12. 幼虫の危機 巻上公一 山下康

リリース履歴

リリース日 レーベル 規格 規格品番 備考
1980年2月5日 イーストワールド/東芝EMI LP EWS-81292
1980年 CT ZR25-382
1990年10月10日 CD CT25-5571
1993年3月3日 TOCT-6979
1997年7月25日 ユニバーサルミュージック TOCT-10049
2012年4月8日 Bridge EGDS-41

参加ミュージシャン

ヒカシュー
ゲストメンバー

アルバムへの評価

相対性理論(Ba.真部脩一)「もしもヒカシューが現れなかったとしたら、クレオパトラの鼻は、もう少し低かったかもしれない」。[4]

脚注

注釈

  1. ^ B面には『うわさの人類』より「ONE OF US」が収録。

出典

  1. ^ 京浜兄弟社『ヒカシュー+2』(CDライナーノーツ)ヒカシュー、東芝EMI、1990年。CT25-5571。 
  2. ^ 動画「ヒカシュー『虹から虹へ』を聞く」より。
  3. ^ https://hanabun.press/2021/04/14/makigami02/
  4. ^ Inc, Natasha. “結成30周年、ヒカシュー伝説の名盤が連続リイシュー”. 音楽ナタリー. 2025年6月14日閲覧。



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