パレオロゴス時代の文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 18:49 UTC 版)
「パレオロゴス王朝」の記事における「パレオロゴス時代の文化」の解説
この時代に政治・軍事・経済面での衰退に直面した東ローマ帝国の人々は、帝国の栄光を古代から継承してきた古代ギリシャ文化に求めた。哲学・文学・天文学・歴史などの研究が進み、古代ギリシャ・ローマの古典作品の注釈や写本の製作が隆盛を極めた。美術面でもそれまでの平面的な宗教画から、写実的な新しい画風が生まれ、モザイク画やフレスコ画の傑作が生まれた。これらの文化的興隆は後に「パレオロゴス朝ルネサンス」と呼ばれる。帝国の滅亡前後には知識人たちが多くの写本を携えてイタリアへ亡命し、その知識と写本がイタリア・ルネサンスに大きな影響を与えることになったのである。
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