バンカー‐オイル【bunker oil】
読み方:ばんかーおいる
バンカー・オイル
バンカー重油
【英】: bunker fuel oil
同義語: バンカー・オイル
バンカーとは本来、船の「燃料用貯炭庫」のことであるが、近来船舶燃料のほとんどが石炭から石油に移行したため、舶用燃料のことを指すようになり、一般的には各種の重油がそれとして使用されている。 舶用主機関には、タービン機関とディーゼル機関がある。ディーゼル機関に使用される燃料は、機関の型式および種類によって最適粘度が異なるので、粘度面で幅広い種類の燃料が求められている。商品は、国際的に50℃の粘度数値による表示に従って取り引きされている。運航費節減のため、低廉な高粘度油に対する需要が高まっているが、低廉なものには、二次装置で処理された分解重油も多く、その利用のための技術的対応が世界的課題となっている。なお、わが国においては、外国貿易船および一部遠用漁業船について、関税および石油税を免税した保税重油の使用が認められている。 |
バンカー油
(バンカー・オイル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/10 06:54 UTC 版)
バンカー油(バンカーゆ)とは、外航海運の船舶や航空機の燃料のことである。バンカーとは石炭を船の燃料としていた頃に石炭を積むこと、あるいは船内の石炭貯蔵室を指した[1]。現代では船舶用燃料の総称として使用され[2]、船舶で使用されるA重油、B重油、C重油のこと[3]。
- ^ カワサキくんの乗船研修記・バンカーの話 川崎汽船株式会社ホームページ
- ^ “バンカー重油”. 独立行政法人、石油天然ガス・金属鉱物資源機構. 2020年8月8日閲覧。
- ^ “VLCCで消費される燃料はどのくらい?”. 出光タンカー株式会社. 2020年8月10日閲覧。
- 1 バンカー油とは
- 2 バンカー油の概要
バンカー・オイルと同じ種類の言葉
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