バリ島のガムラン音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 20:53 UTC 版)
バリ島のガムラン音楽は、その時期によって、古楽、中世音楽、近代音楽とに分けることができる。マジャパヒト王国の崩壊に伴って、その貴族や僧がバリ島への移住を始める16世紀以前からバリ島にすでにあったと考えられている音楽。基本的に宗教的な性格を強く帯びており、儀式の際に奏でられる。音階の種類の多彩さが、その特徴である。その後、マジャパヒト王国の末裔によって中部ジャワに開花した16世紀来の宮廷文化から、20世紀のオランダ植民地支配が実効化するまでの期間の音楽。レゴンなどの舞踊や舞踏劇などの宮廷芸能と結びついた音楽で、ガムラン・ガンブー、ブバロンガンなどがこれにあたる。20世紀以降の観光、娯楽と結びついた民衆音楽で、ゴン・クビヤール、ガムラン・アルジャ、ジェゴグなどがこれにあたる。
※この「バリ島のガムラン音楽」の解説は、「ガムラン」の解説の一部です。
「バリ島のガムラン音楽」を含む「ガムラン」の記事については、「ガムラン」の概要を参照ください。
- バリ島のガムラン音楽のページへのリンク