ハモンドオルガンの発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 23:59 UTC 版)
「ローレンス・ハモンド」の記事における「ハモンドオルガンの発明」の解説
1933年、ハモンドは中古のピアノ一台を購入し、鍵盤部分のみを取り出して、コントローラーに改造した。そのコントローラーをもとに、さまざまな音声生成方法について研究した。ハモンドは「磁場で動く金属が電流を作りだす」という原理の応用に、自ら開発した同期電動機を使うトーンホイールジェネレーターを発明し、さらに音色を豊かにするためにドローバーを組み込んで、1934年、画期的なオルガン(ハモンドオルガン)を完成させた。この画期的な発明は、当時産業界全体に大きな反響を呼び、自動車王ヘンリー・フォードがその技術と音色に魅せられて1号機から6号機までを購入したというエピソードも残っている。1934年1月19日に特許を出願すると、特許庁は、当時大恐慌で失業が問題になっており、これが雇用の創出につながるとして速やかに認可した。ハモンドオルガン発明の功績により、1940年、フランクリン協会からベンジャミン・フランクリンメダルが授与されている。
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