ネット右翼の考察と若者の右傾化の否定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:32 UTC 版)
「古谷経衡」の記事における「ネット右翼の考察と若者の右傾化の否定」の解説
ネット右翼の定義を、保守界隈の著名人たちの理論や言説に寄生し、その受け売りをインターネットの言論空間で繰り返す烏合の人々であると位置づけており、「韓国、中国、朝日新聞のいずれか1つにでも味方する者は反日である」という考えを持った人々である、としている。また「インターネット上で右派的な発言をする人々」という従来の定義には異を唱えている。この層の実態を、「大都市部に住む30歳代から40歳代の比較的富裕な中流層」、「所得水準や学歴においても、中流以上である」と一貫して主張しており、「ネット右翼社会的底辺説・ネット右翼貧困説の嘘」を執筆、研究テーマとして取り組む。 2002年(平成14年)のFIFAワールドカップ頃からインターネット上に発生したとされるネット右翼を「インターネット保守(ネット保守)」と呼称し、とりわけこういった「ネット保守」の人口は、日本全国で250万人程度存在することを独自の推計で明らかにしている。 若者が右傾化しているという風潮については、リベラリストの事実誤認に基づく嘘であると主張。一方、それを「若者の正常化」と歓迎する保守派の論調についても「願望に過ぎない」としている。 2014年東京都知事選挙で「20代の24%から支持を得た」とされた田母神俊雄候補の得票に対して、「20代の投票を考えれば、実際の同氏の得票は6%に過ぎない」とする推計を発表。古市憲寿、佐波優子との紙上鼎談では、保守に存在するマッチョイズムが、若者が保守に入り込めない原因のひとつと分析。
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