ネセシティ砦の防御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 15:22 UTC 版)
「ネセシティ砦の戦い」の記事における「ネセシティ砦の防御」の解説
ネセシティ砦では、物資を入れていた兵舎は空っぽになり、2日になって降り始めた大雨のわずかな雨よけになっていた。この雨で、ワシントンが命令して掘らせた塹壕は小川と化していた。ワシントンは、フランス軍の正面攻撃からここを守らなければならないことを悟り、また、森林からの距離が100ヤード(約91.4メートル)以下であり、マスケット銃の弾が届く範囲であること、敵がこの砦を包囲した場合、自軍を一人ずつ狙い撃ちにするのが可能であることをも悟った。防御を強化するためにも、ワシントンは命令を出して木を切らせ、その木で臨時の胸壁を作らせた。 イギリス軍の働きで、ヴィリエはネセシティ砦に近づいた。彼が通るその道はヴァージニア兵が作ったものだった。7月3日の早朝、ヴィリエはジュモンヴィルグレンに着いた。頭皮を剥がれたフランス兵の遺体に恐れをなしたヴィリエは、兵たちに早くその遺体を埋葬するように命じた。
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