ニューひやまとは? わかりやすく解説

ニューひやま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 09:26 UTC 版)

ニューひやま
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 東日本海フェリー/ハートランドフェリー
運用者 東日本海フェリー[1]/ハートランドフェリー
建造所 内海造船瀬戸田工場[2]
建造費 約15億円[3]
航行区域 沿海[2]
船級 JG[2]
IMO番号 9018787
MMSI番号 239637800
改名 Sfakia I
Kerkyra Express
次級 最新
経歴
起工 1990年10月16日[2]
進水 1991年2月2日[2]
竣工 1991年5月23日[2]
就航 1991年5月31日[1]
運航終了 2008年
要目
総トン数 2,150トン[1]
載貨重量 649トン[2]
全長 76.61m[4]
垂線間長 70.0m[4]
14.5m[4]
主機関 ダイハツ6DL-M28×2基[2]
出力 4,000馬力[4]
旅客定員 540名(夏季)[1]
370名(通常期)[1]
乗組員 16名[1]
車両搭載数 8tトラック18台または小型乗用車45台[1]
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ニューひやま(英:NEW HIYAMA)は、ハートランドフェリーが運航していたフェリー。

概要

「第一ひやま」の代替船として[3]、1991年5月31日に瀬棚・江差 - 奥尻航路に就航[1]。船名は寄港地名を用いず、檜山地方全体の発展に貢献する願いを込めたものとした[1]

2008年4月にはハートランドフェリーへの社名変更に伴い塗装デザインを変更し、エゾカンゾウをイメージした黄色を用いたデザインとした[5]

同年引退し、その後ギリシャに売却され「Kerkyra Express」として運行されている。

船内

内装設備は高島屋が担当し、ホテルを思わせる豪華志向のものとした[1]

客室[1]
  • 特別室:6名
  • 1等室:椅子席20名、和室40名
  • 2等室:120名1室・184名1室
  • 甲板ベンチ(夏季のみ):170名

事故・インシデント

  • 1993年7月12日、北海道南西沖地震が発生した際、本船は奥尻港に停泊中であった。本船はエンジンを2分間で始動させ係船索を鉈で切断して離岸し船尾が防波堤に衝突しつつも5分間で緊急出港し二晩の間沖止めの後14日に点検のため函館港へ移動[6]、スクリューの改修を行った後16日に江差港に戻り江差-奥尻航路の運航を再開[7]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 東日本海フェリー(株)の江差・瀬棚奥尻航路に豪華新鋭船ニューひやま登場! - はこだて財界1991年8月号
  2. ^ a b c d e f g h 新造船写真集 カーフェリー ニューひやま(船の科学1991年12月号)
  3. ^ a b 大型新造船「ニューひやま」が就航 - 広報おくしり1991年7月号(奥尻町)
  4. ^ a b c d 新船紹介 東日本海フェリー株式会社「ニューひやま」 - 旅客船170号(日本旅客船協会 1991年)
  5. ^ せたな~奥尻間のフェリー就航4/21 - 広報せたな2008年6月号(せたな町)
  6. ^ 奥尻その夜(朝日新聞社 1994年)42-44頁
  7. ^ 建築研究資料No.82平成5年北海道南西沖地震被害調査報告(建設省建築研究所)95頁

外部リンク


ニューひやま

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ハートランドフェリー」の記事における「ニューひやま」の解説

1990年10月竣工1991年6月就航。2,258総トン全長76.61m、幅14.50m、出力4,000ps、航海速力17.1ノット最大17.7ノット)。

※この「ニューひやま」の解説は、「ハートランドフェリー」の解説の一部です。
「ニューひやま」を含む「ハートランドフェリー」の記事については、「ハートランドフェリー」の概要を参照ください。

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