ニッカウヰスキーとカフェ式連続式蒸溜機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 03:27 UTC 版)
「ニッカカフェグレーン」の記事における「ニッカウヰスキーとカフェ式連続式蒸溜機」の解説
ニッカウヰスキーがカフェ式連続式蒸溜機を導入したのは、1963年の事である。前年に創業者である竹鶴政孝がヨーロッパに視察に行った時、購入したものであり、自身の工場にカフェ式の機械の導入する事が、かつて竹鶴がスコットランドに留学していた時からの夢であったという。当時としてもかなり旧式の蒸溜機であり、高さも4階建てほどのビルくらいの高さはある巨大な蒸溜機であった。初めはニッカウヰスキーの西宮工場に導入された。 1965年にこのカフェ式連続式蒸溜機で作ったグレーンウイスキーをブレンドした「新ブラックニッカ」が発売されると、たちまち人気商品に。1967年にはカフェ式連続式蒸溜機の二号機を導入した。その後、このカフェ式連続式蒸溜機は仙台工場(宮城峡蒸溜所)に移設。1999年から当地で稼働して、このカフェ式連続式蒸溜機で製造されているウイスキーはニッカカフェグレーンやニッカカフェモルトの他にニッカウヰスキーで製造されているブレンデッドウイスキーや焼酎やジン、ウォッカなどの元にも使われており、蒸留機は未だに現役である。 カフェ式連続式蒸溜機は手間がかかるため、現在では本場のスコットランドでもほとんどないと言われている。
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