ナットランナーのトルク測定および判定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 15:57 UTC 版)
「ナットランナー」の記事における「ナットランナーのトルク測定および判定」の解説
通常締付トルクの測定には、駆動モーターの電流・電圧値より計算する方法、もしくはソケットと駆動モーターの間に内蔵されたひずみゲージ(ストレインゲージ、トランスデューサーとも言う。以下、トランスデューサーで統一。)の出力値を検出する方法がある。動作中に締付トルクの変遷(締め付け波形)または最終締付結果を記録する事ができるナットランナーもある。 いずれも締め付け直後にトルクおよび締め付け波形を基に工程の良し悪しを判定する。良い場合はOKというが、悪い場合はよく日本で使用されるNGではなくNOK(Not OK)が業界標準で使われている。判定結果はコントローラーからデジタルI/Oでポカヨケコントローラーに信号が送られる場合や、CC-LinkやProfibusといったデバイスネット経由でラインコントロールへ送られる場合、またトレーサビリティに必要なデータはイーサネット経由でサーバーへ送られるという使い方をすることが多い。 一般的にはトランスデューサー内蔵ナットランナーのほうがトルク測定精度が高い。電流・電圧値により計算する方法のナットランナーの場合、データの信頼性を保障するためには日常的にトランスデューサー内蔵のトルクテスターで測定する必要がある。
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