ナイロン66とは? わかりやすく解説

ナイロン6,6

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/01 09:05 UTC 版)

ナイロン6,6
識別情報
CAS登録番号 32131-17-2
PubChem 3032893
ChemSpider None
特性
化学式 (C12H22N2O2)n
密度 1.140 g/mL (Zytel)
融点

264 °C (507 °F)

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ナイロン6,6(ナイロン66、ナイロン6-6、ナイロン6/6、ナイロン6:6、6,6ナイロン、6,6-ナイロンなどとも)は、ポリアミドまたはナイロンの一種。ナイロン6とともに繊維産業とプラスチック産業で最も一般的である。それぞれ6つの炭素原子を含む2つのモノマー、ヘキサメチレンジアミンアジピン酸からなり、これが名前の由来である[1]

合成と製造

ヘキサメチレンジアミン(上)とアジピン酸(下)、ナイロン6,6の重縮合に使用されるモノマー。

ナイロン6,6は、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の重縮合により合成される。当量のヘキサメチレンジアミンとアジピン酸を反応器で水と混ぜ合わせる。これを結晶化してアルミニウム/カルボン酸塩の混合物であるナイロン塩を作成する。ナイロン塩は反応容器に入り、そこで重合プロセスが数回に分けてまたは連続的に行われる[2]


ナイロン66

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/24 22:07 UTC 版)

ポリアミド」の記事における「ナイロン66」の解説

ナイロン66は、米デュポン社ウォーレス・カロザース発明した全人工合成による合成繊維であり、天然繊維化学変換により可溶化繊維として再生したそれまで合成繊維とは一線を画する。略称はPA66、融点265ガラス遷移50比重1.14である。当初Nylon®の商標販売されたが、Nyronの用語は一般に脂肪族骨格を含むポリアミドナイロン総称するようになり、今日では、他のナイロン類と区別する場合はナイロン66と呼ばれる。 「石炭空気から作られ鋼鉄よりも強くクモの糸より細い」という米デュポン社キャッチフレーズが示すように、吸湿性強度など繊維としての特性ポリエステル繊維より優れ天然繊維比べて遜色はないので、今日においても衣料繊維として広く使用されている。 記事ナイロンに詳しい。

※この「ナイロン66」の解説は、「ポリアミド」の解説の一部です。
「ナイロン66」を含む「ポリアミド」の記事については、「ポリアミド」の概要を参照ください。

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