ドリームチームII(1994年世界選手権)
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「バスケットボール男子アメリカ合衆国代表」の記事における「ドリームチームII(1994年世界選手権)」の解説
1992年のバルセロナ五輪に続き、1994年にカナダのトロントで開催されたFIBA世界選手権にも、NBAのスター選手がアメリカ代表として参加した。この時のチームはドリームチームIIと呼ばれている。 ドリームチームIIでは、初代ドリームチームに選ばれなかった選手が代表に選ばれた。シュートの名手として名を上げていたレジー・ミラー、かつてマイケル・ジョーダンとダンクシュートを競い合ったドミニク・ウィルキンズ、NBAの決勝で活躍したケビン・ジョンソンやダン・マーリーなどが含まれていた。 この時の代表は、若手選手が若干多いことも特徴だった。前回のオリンピックでは選考に漏れたシャキール・オニール、ダンクシュートで人気のあったショーン・ケンプ、小柄ながら当たりに強いセンターのアロンゾ・モーニングはまだ20代の半ばだった。 初代ドリームチームに選ばれる実力があると言われながら出場できなかったアイザイア・トーマスは、ドリームチームIIには選出されることになった。 前回のドリームチームと違って後に「NBA史上の50人の偉大な選手」に選ばれるのはアイザイア・トーマスとシャキール・オニールの二人だけだった。オニールはこの時まだ22歳であり、トーマスは怪我で試合には出場できなかった。 監督に選ばれたのは、走るオフェンスに評価の高いドン・ネルソンだった。 大会の初戦でドリームチームIIはスペインに勝利。ドリームチームとしては際どい15点差の試合だった。次の試合で55点の差をつけて中国を破るとアメリカ代表は波に乗り、最終戦まで平均37.7点差で勝利を続けた。準決勝でギリシア、決勝でロシアを倒し、アメリカは金メダルを獲得した。
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