ドイツ乗入対応機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 16:09 UTC 版)
「スイス国鉄Re410形電気機関車」の記事における「ドイツ乗入対応機」の解説
チューリッヒからオーストリアのブレゲンツおよびドイツ国内リンダウまで乗り入れる列車の牽引用として、1960年代半ばに前位側のパンタグラフの舟体をドイツおよびオーストリア対応の舟体幅の広いものへ交換する改造が行われた。これは、ドイツ国内とスイス国内の電化方式は同じ交流15kV16.7Hzであるが、スイス国内ではトンネル断面を小さくするためにパンタグラフの舟体幅を1450mmに抑えているのに対し、ドイツ国内では舟体幅1950mmに合わせて地上設備が設置されているためであり、パンタグラフ本体も交換していた後のRe420形の場合と異なり、Re4/4I形ではパンタグラフの舟体のみを交換している。 1960年代後半にはRe4/4II 11196-11201号機(現在のRe420 196-201号機)が同様にドイツおよびオーストリア乗入れ対応となってTEE列車のバヴァリアなど一部列車の牽引を除いてRe4/4 I形を置換えている。なお、その後若干の機体の入れ替わりがあった後、2002-04年以降は本格的なドイツ乗入対応機であるRe421形が使用されている。 改造機番および期間は以下のとおり10033(TEE牽引機):1972-77年 10034(TEE牽引機):1972-77年 10036:1960-67年、1971-72年 10037:1960-67年
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