トレント (重巡洋艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トレント (重巡洋艦)の意味・解説 

トレント (重巡洋艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 06:02 UTC 版)

トレント (Incrociatore pesante Trento) は、イタリア王立海軍 (Regia Marina) が戦間期に建造し、第二次世界大戦で運用した巡洋艦[注釈 1]トレント級重巡洋艦ネームシップ[2]。 姉妹艦はトリエステ (Incrociatore pesante Trieste) [注釈 2]


注釈

  1. ^ 巡洋艦トレント(一九二八年九月竣工)[1] 基準排水量一〇〇〇〇噸、時速三五節半。同年十二月竣工のトリエステと同型。一九二三 ― 四年度計畫に依り二五年八月に起工。前方艦檣にカタパルトを装着す。
  2. ^ 一等巡洋艦 “トレント Trento[3] 全要目{排水量10,000噸 速力35.5節 備砲20糎砲8門 魚雷發射管(53糎)8門 起工1925年2月 竣工1929年4月 建造所 オルランド造船所} 同型艦“トリエスト Trieste
    要目一切は“トリエスト”と同じである。建造中に於て種々の變更が行はれ、最初は煙突間にカタパルトが装備される筈であつたのが艦首に装備されることゝなつたり、司令塔附近には對空防禦のため装甲其他が新に加工される等幾多の改善が施され又超えて1931年には更に改装が施されたのである。この2隻は英國“ケント級重巡洋艦に對抗する意味で建造されたもので“ケント”よりは高速力を得んために餘程苦心して輕く設計されてゐる。伊國重巡の最新艦はボルザーノ Bolzano(33-8竣工)で、外に舊型ピサ Pisa” “サン・ギオルギオ San Giorgio” “サン・マルコ San Marco”がある。重巡總計10隻97,342噸である。
  3. ^ サントスに寄港の伊國新型巡洋艦[5] 海軍々縮協約の速力規定に反するとて一時列強の問題となつた伊國新型一等巡洋艦トレント號が同國海軍省の命で伯國を公式訪問 最初にリオ港に投錨、任務を終へて去る十八日サントス港に入港したが、ビニー艦長は多數士官を伴ひ來聖、聖市伊國總領事の案内で州政廰に大統領を訪問敬意を表して後市内の見物を爲し十九日夜は伊太利倶樂部の晩餐會に招かれ、また昨廿一日夜は聖市に於ける領事團の招待を受け到る處好感を以て迎へられてゐる(記事おわり)
  4. ^ 伊國戰艦トレント號 十七日サントス入港[6] 伊太利戰艦トレント號はウルグワイ百年祭祝典参列の途次訪伯去十七日サントス着乗組将卒は十八日以來半舷づつ上聖した。聖市は同國人の多い所とて水兵ども恰も故郷に歸つた様だとの話は左もあるべきこと十九日は水兵どもマタラゾ商會のカミニヨンに分乗して市内見物、夜に入つて伊太利シルコの歡迎あり 二十一日はホテル・テルミナスに於て領事協會の歡迎夜會あり 二十二日モンテビデオ向け出發の筈。(記事おわり)
  5. ^ 一等巡洋艦 “トレント Trento[7] 全要目{排水量10,000噸 速力35節 備砲20糎砲8門 魚雷發射管(53糎)8門 起工1925年2月 竣工1929年4月 建造所 オルランド造船所} 要目一切は“トリエスト”と同じである。建造中に於て種々の變更が行はれ、最初は煙突間にカタパルトが装備される筈であつたのが艦首に装備されることゝなつたり、司令塔附近には對空防禦のため装甲其他が新に加工される等幾多の改善が施され又超えて1931年には更に改装が施されたのである。この2隻は英國“ケント級重巡洋艦に對抗する意味で建造されたもので“ケント”よりは高速力を得んために餘程苦心して輕く設計されてゐる。伊國重巡の最新艦は“ボルツアノ Bolzano(33-8竣工)で、(ポラと殆ど全く同じ)外に舊型巡洋艦に“ピザ Pisa”“サン・ギオルヂオ San Giorgio”がある。重巡總計10隻97,342噸である。
  6. ^ 伊太利よりも軍艦二隻を派遣 居留民保護の目的で[8]【ローマ二日聯合】ムツソリニ首相は二日一萬噸級巡洋艦トレント號および驅逐艦エステロ號に軍隊を搭載して上海に派遣した、右につき伊太利政府は聲明を發表し右は居留民保護のためである旨を明かにした(記事おわり)
  7. ^ 伊軍艦引揚[11](十八日ローマ發)上海の状態平穏に赴きつゝある爲めムツソリーニ氏は曩に上海へ派遣せる巡洋艦トレント號及驅逐艦エスぺロ號に對し歸國命令を發した(記事おわり)
  8. ^ (1932年4月20日、伊國大使館附武官)[12]〔 拝啓本日午後貴海軍大臣副官ニ通知候件ニ付上海伊國極東艦隊司令官ハ本國ヨリ次ノ電報ヲ受領致候條及通知候 「トレントヲ率ヒ直ニ伊國ニ歸投セヨ」 同司令官ハ豫テ計畫中ナリシ日本巡航ノ不可能トナリシヲ遺憾トシセメテ其ノ歸國ノ途次數日間トレントヲ率ヒ長崎ニ寄港シ度キ希望ナリ尚長崎入港日程ハ承知次第御通知可申候 敬具 〕
  9. ^ 当時、三菱長崎造船所では重巡洋艦鳥海を建造中だった(竣工、昭和7年8月)[15]

脚注

  1. ^ 世界海軍大写真帖 1935, p. 52.
  2. ^ イカロス、世界の巡洋艦 2018, pp. 118a-119トレント級重巡洋艦/航洋性能に秀でたイタリア初の条約型重巡
  3. ^ ポケット海軍年鑑 1935, p. 172(原本326-327頁)一等巡洋艦トレント
  4. ^ a b c d e f g h i j イカロス、世界の巡洋艦 2018, p. 119.
  5. ^ Burajiru Jihō, 1929.08.22”. Hoji Shinbun Digital Collection. 2023年8月5日閲覧。 p.11
  6. ^ Nippaku Shinbun, 1929.08.22”. Hoji Shinbun Digital Collection. 2023年8月5日閲覧。 p.2
  7. ^ ポケット海軍年鑑 1937, p. 149(原本280-281頁)一等巡洋艦トレント
  8. ^ Hoji Shinbun Digital Collection、Nippu Jiji, 1932.02.03、p.1、2023年8月5日閲覧
  9. ^ Hoji Shinbun Digital Collection、Nichibei Shinbun, 1932.02.06、p.1、2023年8月5日閲覧 〔 伊軍艦上海へ(上海五日電通)伊太利巡洋艦トロント號は水曜日夜上海に向つて出發(記事おわり)〕
  10. ^ イカロス、世界の巡洋艦 2018, p. 118b.
  11. ^ Hoji Shinbun Digital Collection、Singapōru Nippō, 1932.04.20、p.3、2023年8月5日閲覧 (事件概要)
  12. ^ #公文書考、昭和8年D外事巻4の2 p.8
  13. ^ 海軍省年報、昭和7年 1935, p. 22昭和7年度 9.外國軍艦本邦沿岸出入一覧
  14. ^ 昭和7年4月28日(木)海軍公報 第1568号 p.35」 アジア歴史資料センター Ref.C12070332500 〔 ○伊國軍艦トレント來航豫定 地名:長崎 着:四月二十六日 發:未定 〕、#公文書考、昭和8年D外事巻4の2 p.4
  15. ^ ポケット海軍年鑑 1935, p. 21(原本24-25頁)一等巡洋艦“鳥海 てうかい”
  16. ^ Hoji Shinbun Digital Collection、Burajiru Jihō, 1932.05.05、p.1、2023年8月5日閲覧 (事件概要)
  17. ^ #公文書考、昭和8年D外事巻4の2 p.5(宛略)〔 伊國軍艦「トレント」本日午前七時上海ニ向ケ出港セリ 司令官ハ深ク第三艦隊司令長官及ビ重光公使等ノ負傷ニ痛心シ其ノ見舞ノ爲特ニ豫定ヲ一日繰上ゲ出港セルモノナリ 〕
  18. ^ 三野、地中海の戦い 1993, p. 18.
  19. ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 52–55イタリアの戦争準備
  20. ^ イカロス、世界の巡洋艦 2018, p. 1221ps=重巡洋艦「ボルツァーノ」/快速軽装甲に立ち返った改トレント級.
  21. ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 98–103マタパン岬沖海戦
  22. ^ イカロス、世界の巡洋艦 2018, pp. 120–121ザラ級重巡洋艦
  23. ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 120–122K部隊の栄光
  24. ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 138–141第二次シルテ湾海戦
  25. ^ The Littorio Class, p. 223, In Passage Perilous, 5 OPERATION VIGOROUS, Table 5.3.
  26. ^ The Littorio Class, p. 224, In Passage Perilous, 5 OPERATION VIGOROUS, ATTACKS ON THE ITALIAN FLEET
  27. ^ The Littorio Class, p. 224
  28. ^ The Littorio Class, pp. 224-225
  29. ^ a b c In Passage Perilous, 5 OPERATION VIGOROUS, ATTACKS ON THE ITALIAN FLEET
  30. ^ The Littorio Class, pp. 224-225, In Passage Perilous, 5 OPERATION VIGOROUS, ATTACKS ON THE ITALIAN FLEET
  31. ^ The Littorio Class, p. 225, In Passage Perilous, 5 OPERATION VIGOROUS, ATTACKS ON THE ITALIAN FLEET
  32. ^ The Littorio Class, p. 225
  33. ^ Italian Heavy Cruisers of World War Two, p. 3


「トレント (重巡洋艦)」の続きの解説一覧

「トレント (重巡洋艦)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トレント (重巡洋艦)」の関連用語

トレント (重巡洋艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トレント (重巡洋艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトレント (重巡洋艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS