トレイルの設置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 14:59 UTC 版)
ニューイングランドでは、レクリエーションのための遊歩道を作るための場所としての山並みへの関心が高く、アパラチア山脈クラブ(英語版)やグリーンマウンテンクラブ(英語版)、アパラチア・トレイル協議会(英語版)、コネチカット森林公園協会(英語版)などの団体によりトレイルルートが作られている。グリーンマウンテンクラブによる先駆的な努力による1918年のヴァーモント州のロング・トレイル(英語版)の開設を皮切りに、コネチカット森林公園協会のエドガー・レイン・ハーマンスの陣頭指揮により、コネチカット州南部のメタコメット山地に23マイルのクイニピアック・トレイル(英語版)が1928年に完成。そのすぐ後に続いて、コネチカット州中部から北部にかけてメタコメット山地にそって51マイルに渡って続くメタコメット・トレイル(英語版)が開通した。協会によって、コネチカット州内を総延長700マイル以上にわたって延びるブルー=ブレイズド・トレイル網が完成したのは、20世紀の終わりであった。一方、アパラチア山脈クラブが初期段階で力を注いだのはニューハンプシャー州のホワイト山地へ向かうルートで、クラブの会員が増えるにつれて、メンバの関心は自分たちが居住する地域の近隣へと移っていった。1950年代末に、マサチューセッツ大学アマースト校のウォルター・M・バンフィールド教授の指導の下、アパラチア山脈クラブのバークシャー支部によって全長110マイルのメタコメット=モナドノック・トレイル(英語版)のルートが設計された。このトレイルは最初の3分の1が、メタコメット山地に沿うように延びている。結果として、トレイルの建設は、公的な関心にメタコメット山地の存在を引き入れることにより保護活動の先鞭をつける効果を残した。
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