トランザクション手数料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 00:02 UTC 版)
「IOTA (暗号通貨)」の記事における「トランザクション手数料」の解説
IOTAのアーキテクチャーでは、トランザクション手数料は発生せず、承認者とユーザーは別々の存在ではない。IOTAのネットワークを使うことによって、ユーザーはプルーフ・オブ・ワークを実行する承認者としての役割を果たして、タングル中の他の2つのトランザクションを承認する。IOTAのプルーフ・オブ・ワークはまさにハッシュキャッシュ(英語版)に類似していて、スパムとシビル攻撃(英語版)を防ぐことを目的としている。IOTAのプルーフ・オブ・ワークの難易度は高くなく、ノートパソコンやスマートフォンなどのほどんどのデバイスで実行でき、送り手のデバイスでも、受け手のデバイスでも実行できる。あるいはプルーフ・オブ・ワークを効率的に実行できるように特化された外部のデバイスやサービスにアウトソースすることもできる。このようにIOTAのプルーフ・オブ・ワークのシステム要件は、マイナーと承認者が別々の暗号通貨で使われているプルーフ・オブ・ワークと異なって、極小のマイクロコントローラーに適したものとなっている。トランザクションと検証作業を同じ工程に配置することで、IOTAは承認作業が中央集権化するリスクを排除できるだけでなく、承認者に対してトークンの生成やトランザクション手数料などのインセンティブを与える必要性も排除できる。
※この「トランザクション手数料」の解説は、「IOTA (暗号通貨)」の解説の一部です。
「トランザクション手数料」を含む「IOTA (暗号通貨)」の記事については、「IOTA (暗号通貨)」の概要を参照ください。
- トランザクション手数料のページへのリンク