トライアンフ・ヘラルドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > > トライアンフの車種 > トライアンフ・ヘラルドの意味・解説 

トライアンフ・ヘラルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 05:20 UTC 版)

ヘラルド (HERALD) は、トライアンフが製造・販売していた自動車である。

概要

トライアンフ・ヘラルド
2ドアクーペ
概要
製造国 イギリス
インド
オーストラリア
ベルギー
アイルランド
イタリア
マルタ
ニュージーランド
ペルー
南アフリカ共和国
フィリピン
販売期間 1959年 - 1971年
デザイン ジョヴァンニ・ミケロッティ
ボディ
乗車定員 2名及び5名
ボディタイプ 2ドアセダン
2ドアクーペ
2ドアコンバーチブル
3ドアワゴン
3ドアバン
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 直列4気筒 OHV
変速機 4速MT
車両寸法
ホイールベース 2,310mm
全長 3,885mm
全幅 1,525mm
全高 1,320mm
車両重量 725kg (コンバーチブル)
865kg (ワゴン)
系譜
先代 スタンダード・8/10
後継 トライアンフ・トレド
テンプレートを表示

スタンダード8と10の後継車として登場ヘラルドはX型のセパレートフレームミケロッティデザインのボディーを載せ、2ドアサルーンコンバーチブルクーペバンそしてステーションワゴンと豊富なボディーバリエーションを誇った。 エンジンは全て水冷直列4気筒OHVで、排気量948 cc、1,147 cc (Herald 1200)、1,296 cc (13/60) の3種が設定され、組み合わせるギアボックスはフロアシフトの4速マニュアルのみであった。

1950年代後半Morris MinorFord PopularそしてAustin A35などのライバルがひしめく中で、Standard-Triumphのサルーンレンジは、見た目は地味だが、刷新的であった小型4気筒803 ccと948 ccエンジンを搭載するスタンダード8と10がトライアンフの2シーター小型スポーツカーと並行して大きな成功を収めていた。 そしてこの時期に次なるモデルとして登場したのがヘラルドであった。

後継モデルは1965年登場の1300および1970年登場のトレドである。

生産台数

  • Herald 948 saloon: 1959年–1964年 76,860台
  • 948 convertible: 1960年–1961年 8,262台
  • Herald coupe: 1959年–1961年 15,153台
  • Herald 1200: 1961年–1970年 289,575台
    • saloon: 201,142台
    • coupe: 5,319台
    • convertible: 43,295台
    • estate: 39,819台
    • van: 約5,000台
  • 12/50: 1963年–1967年 53,267台
  • 13/60: 1967年–1971年 82,650台

海外生産

ヘラルドはイギリス外のいくつかの国でも組み立てが行なわれた。セパレートシャシをジグとしてコヴェントリーから組み立てキットとしても輸出された。

1960年代スタンダード・モーター・カンパニーは、ヘラルドをインドマドラスでも Standard Heraldとして生産した。エンジンはベーシックの948ccだが、4ドアサルーンと5ドアエステート ボディが追加された。1971年にボディデザインに変更加えると共に車名をStandard Gazelに変更。 エンジンは変わりなかったが、リアアクスルがヘラルドの"swing-arm"とは違っていた。Gazelの生産は1977年に終了した。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トライアンフ・ヘラルド」の関連用語

トライアンフ・ヘラルドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トライアンフ・ヘラルドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトライアンフ・ヘラルド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS