トヨタ7用エンジン搭載車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 14:49 UTC 版)
「トヨタ・7」の記事における「トヨタ7用エンジン搭載車」の解説
1969年5月の第1回JAFグランプリでは3リットル7のE61型エンジンをプライベーターの滝レーシングへ供給し、ブラバムの中古F2シャーシに搭載する「タキ・スペシャル」が2台出走する予定だった(ドライバーは田中健二郎と長谷見昌弘)。しかし、イギリスの取引先であるフランク・ウィリアムズ・レーシングカーズ(ウィリアムズの前身)からシャーシが1台しか納入されず、準備不足のため出場を断念した。この件について、タキ・レーシングは「オートスポーツ」誌にお詫びの広告を出した。 同年11月の第2回日本Can-Amには、ノーマルのトヨタ7 (474S) に加えて、比較研究用に購入したマクラーレン・M12シャーシに5リットルニュー7の79E型エンジンを搭載した「マクラーレン・トヨタ」が1台参戦した(ドライバーは鮒子田寛)。鮒子田はのちにニュー7のシャーシ剛性の低さ、ステアリングの重さを指摘し、「マクラーレンのシャーシだったら日本GPで勝てたと思う」と述べている。細谷も「正直に言うと、5リッターモデルよりも走りやすかったですね(笑)。非常に完成されたマシーンという印象を受けました」と語っている。 1970年の「第17回東京モーターショー」では、トヨタ7のエンジンを積んだコンセプトカー「トヨタ・EX-7」の展示が行われた。エンジンは5.0 LのV8であるが、自然吸気の450馬力と大幅にデチューンされた。
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