トウモロコシの起源についての研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 03:49 UTC 版)
「バーバラ・マクリントック」の記事における「トウモロコシの起源についての研究」の解説
マクリントックは研究発表者としてはいわば暇になったため、1957年(55歳頃)からアメリカ国立科学財団とロックフェラー財団の資金援助で、南アメリカの野生トウモロコシの遺伝子の研究を行った。(動く遺伝子の研究自体は続けており、周囲から「コールド・スプリング・ハーバーを長年うろつく婆さん」との異名を貰っていた:220。)財団の目的は野生トウモロコシの絶滅危惧状況の把握だったが、マクリントックは併せてトウモロコシ栽培の伝播、さらには人類の移住と交易の歴史を知ろうとした:242。スペイン語も習得し、1958年から60年には南米に住んでの研究を行った:286。1962年からはノースカロライナ州立大学の4人の研究者の顧問格となった。この研究は長く続けられ、1981年にはアルミノ・ブルーメンシュタイン、タケオ・カトウ(Dr. Takeo Ángel Kato Yamakake, 2010年現在メキシコ国立農科大学(スペイン語版)の教授)と共著で成果を論文発表している。
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