デーン・ダニングとは？わかりやすく解説

デーン・ダニング
*Dane Dunning*
アトランタ・ブレーブス #34
	テキサス・レンジャーズ時代 ; （2024年4月1日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	フロリダ州クレイ郡オレンジパーク（英語版）
生年月日	1994年12月20日（30歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 225 lb ＝約102.1 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2016年 MLBドラフト1巡目追補
初出場	2020年8月19日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	クレイ高等学校（英語版）; フロリダ大学; シカゴ・ホワイトソックス (2020); テキサス・レンジャーズ (2021 - 2025);
	この表について

デーン・アンソニー・ダニング（Dane Anthony Dunning, 1994年 12月20日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州クレイ郡オレンジパーク（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。

実兄は同じくメジャーリーガー（投手）のジェイク・ダニング^[1]。

経歴

プロ入り前

2013年のMLBドラフト34巡目（全体1015位）でトロント・ブルージェイズから指名されたが、契約せずにフロリダ大学へ進学した。

プロ入りとナショナルズ傘下時代

2016年のMLBドラフト1巡目追補（全体29位）でワシントン・ナショナルズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプロデビュー。A-級オーバーン・ダブルデイズでもプレーし、2球団合計で8試合に先発登板して3勝2敗、防御率2.02、32奪三振を記録した。

ホワイトソックス時代

2016年12月7日にアダム・イートンとのトレードで、ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペスと共にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した^[2]。

2017年は傘下のA級カナポリス・インティミディターズ（英語版）とA+級ウィンストン・セイラム・ダッシュ（英語版）でプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して8勝8敗、防御率2.94、168奪三振を記録した。

2018年はA+級ウィンストン・セイラムとAA級バーミングハム・バロンズでプレーし、2球団合計で15試合に先発登板して6勝3敗、防御率2.71、100奪三振を記録した。

2019年は3月にトミー・ジョン手術を受けたため^[3]、全休した。オフの11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[4]。

2020年8月19日にメジャー初昇格を果たした^[5]。メジャーデビューとなった同日のデトロイト・タイガース戦では先発登板して4.1回を3失点、7奪三振の投球だった（勝敗付かず）^[6]。

レンジャーズ時代

2020年12月8日にランス・リンとのトレードで、エイブリー・ウィームズと共にテキサス・レンジャーズへ移籍した^[7]。

2021年は27試合に登板、この年はほとんど先発で起用されたが2試合だけ中継ぎで登板して5勝10敗と5つの負け越し、防御率4.51、114奪三振を記録した^[8]。

2022年は29試合すべてで先発登板したが4勝8敗と2年連続で負け越した一方、防御率は4.46と若干改善した^[8]。また、137奪三振を記録した^[8]。

2023年は35試合に登板、うち26試合で先発し、自身初の規定投球回に到達^[8]。自身初の勝ち越しとなる12勝7敗メジャー初ホールドを含む3ホールド、防御率3.70、140奪三振を記録した^[8]。なかでも奪三振はキャリアハイであった^[8]。また、ワールドシリーズでは3試合にリリーフ登板した。

2024年は26試合に登板、うち15試合で先発したものの5勝7敗と2年ぶりとなる負け越し、防御率5.31を記録した^[8]。また、奪三振数は91個とルーキーイヤー以来となる二桁に終わった^[8]。

2025年は後述のトレード前までに5試合に登板して勝敗なしメジャー初セーブを含む2セーブ、防御率3.38、10奪三振を記録した^[8]。

ブレーブス時代

2025年7月17日にホセ・ルイーズ、金銭とのトレードでアトランタ・ブレーブスに移籍した^[9]^[10]^[11]。

選手としての特徴

最速94.2mph^[12]（約151.6km/h）のシンカーとスライダーのキレで勝負する投球を見せる^[13]。母が韓国人の韓国系アメリカ人。2026年のWBC招集も期待されている。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2020	CWS	7	7	2	0	0	0	1.000	142	34.0	25	4	13	0	2	35	5	17	15	3.97	1.12
2021	TEX	27	25	5	10	0	0	.333	511	117.2	126	13	43	0	7	114	8	61	59	4.51	1.44
2022		29	29	4	8	0	0	.333	671	153.1	158	20	62	0	11	137	6	80	76	4.46	1.43
2023		35	26	12	7	0	3	.632	722	172.2	163	20	55	0	10	140	6	73	71	3.70	1.26
2024		26	15	5	7	0	0	.417	421	95.0	97	18	40	1	6	91	2	60	56	5.31	1.44
2025		5	0	0	0	2	0	----	46	10.2	9	2	5	1	1	10	1	4	4	3.38	1.31
MLB：5年		124	102	28	32	0	3	.467	2467	572.2	569	75	213	1	36	517	27	291	277	4.35	1.37

2024年度シーズン終了時

ポストシーズン投手成績

年度	球団	シリ｜ズ	登板	先発	勝利	敗戦	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2020	CWS	ALWC	1	1	0	0	4	0.2	2	0	0	0	0	0	0.00
2023	TEX	ALDS	1	0	1	0	8	2.0	2	1	1	1	1	1	4.50
		ALCS	1	0	0	1	14	2.2	3	0	3	4	3	3	10.13
		WS	3	0	0	0	10	2.1	3	0	1	0	0	0	0.00
出場：2回			6	1	1	1	36	7.2	10	1	5	5	4	4	4.70

2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2020	CWS	7	3	3	1	0	.857
2021	TEX	27	5	7	0	2	1.000
2022		29	5	14	1	1	.950
2023		35	10	11	2	3	.913
2024		26	10	7	1	0	.944
MLB		124	33	42	5	6	.938

2024年度シーズン終了時

背番号

51（2020年）
33（2021年 - 2025年7月10日）
34（2025年7月18日 - ）

脚注

^ Colleen Kane (2017年5月4日). “Prospect Dane Dunning eager to pitch with brother in White Sox organization” (英語). Chicago Tribune. 2020年9月17日閲覧。
^ Jamal Collier (2016年12月7日). “Eaton to Nats; Giolito, 2 more prospects to White Sox” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。
^ Sarah Langs (2019年3月19日). “Dunning undergoes successful TJ surgery” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。
^ Daryl Van Schouwen (2019年11月20日). “Right-handers Zack Burdi, Dane Dunning among 7 added to White Sox 40-man roster” (英語). Chicago Sun Times. 2020年9月5日閲覧。
^ Steve Adams (2020年8月19日). “White Sox To Promote Dane Dunning” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月18日閲覧。
^ David Adler (2020年8月20日). “Mize, Dunning make history in debut face off” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。
^ “White Sox Acquire Lance Lynn” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月8日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ MLB公式プロフィール参照。2025年7月18日閲覧。
^ “Braves bolster 'pen, acquire Dunning from Rangers” (英語). Atlanta Braves (2025年7月17日). 2025年7月18日閲覧。
^ Anthony Franco (2025年7月17日). “Rangers Trade Dane Dunning To Braves” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月18日閲覧。
^ “右腕ダニングがトレードでブレーブス移籍”. MLB.com.jp (2025年7月18日). 2025年7月18日閲覧。
^ 2020年　タイガース戦で計測
^ 「2019 プロスペクト・ランキング100」『隔月刊スラッガー』2019年5月号日本スポーツ企画出版社 44頁

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Dane Dunning stats MiLB.com （英語）
Dane Dunning (@Ddunning33) - X（旧Twitter）
Dane Dunning (@ddunning3) - Instagram

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[1] Colleen Kane (2017年5月4日). “Prospect Dane Dunning eager to pitch with brother in White Sox organization” (英語). Chicago Tribune. 2020年9月17日閲覧。

[2] Jamal Collier (2016年12月7日). “Eaton to Nats; Giolito, 2 more prospects to White Sox” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。

[3] Sarah Langs (2019年3月19日). “Dunning undergoes successful TJ surgery” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。

[4] Daryl Van Schouwen (2019年11月20日). “Right-handers Zack Burdi, Dane Dunning among 7 added to White Sox 40-man roster” (英語). Chicago Sun Times. 2020年9月5日閲覧。

[5] Steve Adams (2020年8月19日). “White Sox To Promote Dane Dunning” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月18日閲覧。

[6] David Adler (2020年8月20日). “Mize, Dunning make history in debut face off” (英語). MLB.com. 2020年9月5日閲覧。

[7] “White Sox Acquire Lance Lynn” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月8日閲覧。

[MLBstats-8] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ MLB公式プロフィール参照。2025年7月18日閲覧。

[9] “Braves bolster 'pen, acquire Dunning from Rangers” (英語). Atlanta Braves (2025年7月17日). 2025年7月18日閲覧。

[10] Anthony Franco (2025年7月17日). “Rangers Trade Dane Dunning To Braves” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月18日閲覧。

[11] “右腕ダニングがトレードでブレーブス移籍”. MLB.com.jp (2025年7月18日). 2025年7月18日閲覧。

[12] 2020年　タイガース戦で計測

[13] 「2019 プロスペクト・ランキング100」『隔月刊スラッガー』2019年5月号日本スポーツ企画出版社 44頁

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表話編歴アトランタ・ブレーブスロースター
投手	49 アーロン・バマー 68 オースティン・コックス（英語版） 58 デービス・ダニエル（英語版） 61 エニエル・デロスサントス 46 ディラン・ドッド 34 デーン・ダニング 55 ブライス・エルダー 75 ディディエル・フエンテス（英語版） 73 ドミンゴ・ゴンザレス（英語版） 62 デイスベル・ヘルナンデス 66 グラント・ホームズ 26 ライセル・イグレシアス 77 ジョー・ヒメネス（故障者リスト） 38 ピアース・ジョンソン 52 ディラン・リー 40 レイナルド・ロペス（故障者リスト） 48 ラファエル・モンテロ 74 ロルディ・ムニョス（英語版） 51 クリス・セール（故障者リスト） 56 スペンサー・シュウェレンバック（故障者リスト） 32 AJ・スミス＝ショウバー（故障者リスト） -- ハンター・ストラットン 99 スペンサー・ストライダー 45 ワンダー・スエロ 64 ハーストン・ウォルドレップ 33 ジョーイ・ウェンツ 71 ネイサン・ワイルズ（英語版）
捕手	30 ドレイク・ボールドウィン -- ジェイソン・デレイ（英語版） 12 ショーン・マーフィー
内野手	1 オジー・アルビーズ 2 ニック・アレン 67 ナチョ・アルバレス・ジュニア 28 マット・オルソン 16 ジョナサン・オルネラス 27 オースティン・ライリー（故障者リスト）
外野手	13 ロナルド・アクーニャ・ジュニア 17 スチュアート・フェアチャイルド 23 マイケル・ハリス2世 24 ジャレッド・ケルニック 7 ジュリクソン・プロファー 71 カルロス・ロドリゲス（英語版） 36 イーライ・ホワイト 37 ルーク・ウィリアムス（英語版）
指名打者	20 マーセル・オズナ
監督・コーチ	43 ブライアン・スニッカー（監督） 4 ウォルト・ワイス（ベンチコーチ） 80 ティム・ハイヤーズ（英語版）（打撃コーチ） 10 チッパー・ジョーンズ（打撃コンサルタント） 39 リック・クラニッツ（英語版）（投手コーチ） 88 トム・グッドウィン（一塁コーチ） 86 フレディ・ゴンザレス（三塁コーチ） 85 エリック・アブレイユ（ブルペンコーチ） 95 エディ・ペレス（コーチ） 97 ジミー・レオ（ブルペン捕手） 96 ホセ・イェペス（ブルペン捕手） 98 トマス・ペレス（打撃投手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2025年7月18日更新

デーン・ダニングとは？わかりやすく解説