デモ活動初期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:47 UTC 版)
「チリでの学生運動 (2006年)」の記事における「デモ活動初期」の解説
2006年4月24日、PSUの費用を2万8,000チリ・ペソに値上げすることが発表された。さらに、学生交通パス(Pase Escolar)によるバス運賃割引を1日2回を上限にするという新たな制限の導入が噂された。この結果、サンティアゴのいくつかの学校ではデモ活動が実施され、学生たちはサンティアゴのメインストリートであるアラメダ通りで交通パス、バス運賃、大学入試への助成を訴えた。このデモ活動は、一部が暴力行為に発展したところで終わりを迎えた。4月26日には47人の高校生が警察に逮捕されている。 その数日後、新たなデモ活動が許可無しに行われた。教育省が一部の要求に応じたにも関わらず、学生たちは満足できないままであった。 メーデーでは、サンティアゴの高校生たちが繁華街に近いアルマグロ公園で大規模デモに参加した。ここでも暴力行為が勃発し、サンティアゴをはじめチリ全土で1,024人が警察に逮捕された。これらの暴力行為は政府や世論から非難されることとなった。 何人たりとも暴力を正当化することはない。暴力は正しい手段ではなく、政府は警察の行動を支持する。学生たちは何も達成していない。 — フェリペ・ハーボー内相 2006年5月10日
※この「デモ活動初期」の解説は、「チリでの学生運動 (2006年)」の解説の一部です。
「デモ活動初期」を含む「チリでの学生運動 (2006年)」の記事については、「チリでの学生運動 (2006年)」の概要を参照ください。
- デモ活動初期のページへのリンク