デジタル‐いひん〔‐ヰヒン〕【デジタル遺品】
デジタル遺品
デジタル遺品とは、亡くなった人が生前に利用していたSNSのアカウントやネット銀行の口座、PCやスマートフォンあるいはウェブ上に保管されていた写真やテキスト等のデジタルデータなどの総称である。遺品に相当するものとして扱われるデジタルデータとも表現できる。
たとえば、スマホで撮影され保存された写真などは、故人を偲ぶ遺品となり得る。ネット銀行の口座などはれっきとした遺産である。しかし、こうしたデータは個人情報であり基本的に当人しかアクセスできないようになっている。そのため、その存在を知っていてもアクセスできないという状況に陥りやすい。あるいはデジタルデータが残っている可能性に考えが及ばないまま遺族が端末を不用意に処分してしまうといった懸念もある。
最近では情報のデジタル化が進み、多くの情報が電子機器で管理されるようになっているが、それらの情報にアクセスできるのは基本的に本人のみであるため、当人が死亡した場合にどう扱えばよいかが新たな問題として顕在化しつつある。
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