デジタル写真の広がりとその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 17:55 UTC 版)
「写真史」の記事における「デジタル写真の広がりとその影響」の解説
画像の電子記録も広まっている。 デジタルカメラでは液晶画面によるインスタントプレビューが可能で、露出決定などの撮影技術も容易なものになり、また高画質機種の解像度は高品質の35mmフィルムのそれを越えているとも言われる。コンパクトデジタルカメラの価格は大幅に低下し、写真を撮ることはより手軽な行為になった。 しかし、もっぱらME・MF(手動での露出・焦点の決定)のカメラと白黒フィルムを使う撮影者にとって、1925年に35mmライカカメラが登場して以来、変わった点はほとんどないとも言える。 2004年1月、コダック社は「2004年末をもって35mmリローダブルカメラの生産を打ち切る」と発表した。 フィルム写真の終焉と受け止められたが、当時のコダックはフィルムカメラ市場での役割は既に小さなものであった。 2006年1月、ニコンも同様に、ハイエンド機F6とローエンド機FM10を除いたフィルムカメラの生産を打ち切ると発表した。 2006年5月25日、キヤノンは新しいフィルム一眼レフ(SLR)カメラの開発を中止すると発表した後も、4種のフィルムSLRを販売継続していたが、徐々に生産中止となった。
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