デキ1020形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 04:09 UTC 版)
「小田急電鉄の電気機関車」の記事における「デキ1020形」の解説
1930年(昭和5年)5月に川崎車輌で製番42、外770-773として1両が製造され、同年11月に竣工した50t級の箱型車体を持つ電気機関車で、側面に並んだ7個の丸い窓が特徴であった。同系機としては、富士身延鉄道200形(のちの国鉄ED20形。製番18~22、製修2392、1926年11月)があるが、こちらは自重が5t重くまた側窓は丸窓ではない。 小田原急行鉄道時代には、101形(101)と称したが、陸上交通事業調整法に基づき、小田急電鉄が1942年5月1日に東京横浜電鉄等と合併し、いわゆる「大東急」になると、デキ1020形(デキ1021)と改番される。そして、1948年に大東急が解体する際に、小田急電鉄に引き継がれた。小田急電鉄では車両番号はED1021とされた。 1969年(昭和44年)1月に岳南鉄道に譲渡され、ED28形 (ED281) に改められた。主に入換え用として使用されたが、1988年(昭和63年)12月に廃車された。
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