ディジタル制御増幅器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/10 10:20 UTC 版)
「電圧制御増幅器」の記事における「ディジタル制御増幅器」の解説
ディジタル制御増幅器 (digitally controlled amplifier, DCA)はディジタルに制御された可変利得増幅器である。 段階的なアプローチを利用して、回路に利得選択の段階的な増加を与える。行う方法はいくつかあるが、どれにも共通する要素も存在する。 最も基本的なものは、帰還抵抗に接続されたトグルスイッチが2つの離散利得設定を与えるものである。こらはコンピュータによる制御機能ではないが、コア機能についての説明である。8個のスイッチと8個の抵抗を帰還ループに備え、各スイッチを切り替えることで抵抗の使用の有無を切り替え、増幅器の帰還を制御している。各スイッチがリレー回路に置き換わった場合、リレーをアクティブにするマイクロコントローラを利用して、臨んだ量の利得を達成することができる。 リレーは適切な型の電界効果トランジスタに置き換えることで、機械的性質を抑えることができる。CD4053双方向CMOSアナログマルチプレクサICやディジタルポテンショメータ (抵抗ストリングとMUXを組み合わせたもの) などのデバイスも、スイッチングの役割をします。 スイッチと抵抗の量を最小限に抑えるために、複数のスイッチをアクティブにすることで、抵抗値を組み合わせを利用する方法がとられている。
※この「ディジタル制御増幅器」の解説は、「電圧制御増幅器」の解説の一部です。
「ディジタル制御増幅器」を含む「電圧制御増幅器」の記事については、「電圧制御増幅器」の概要を参照ください。
- ディジタル制御増幅器のページへのリンク