ディジタル表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 21:56 UTC 版)
Rec. 709はR’G’B’エンコーディングと、Y’CBCRエンコーディングを定義しており、どちらも各カラーチャンネルのサンプルあたり8ビットないし10ビットが使用される。、8ビット・エンコーディングではR’, B’, G’およびY’チャンネルの公称範囲は[16..235]であり、CBおよびCRチャンネルでは128をニュートラル値として16..240となっている。したがって、レンジ制限されたR’G’B’では、黒リファレンスは(16, 16, 16)で、白リファレンスは(235, 235, 235)となり、Y’CBCRでは黒リファレンスは(16, 128, 128)で、白リファレンスは(235, 128, 128)となる。公称範囲から外れた値も許容されているが、一般的には放送用や表示用では公称レンジにクランプされている(ハイライト・ヘッドルーム(英語版)やxvYCCは例外)。値0と255はタイミング基準として予約されており、カラーデータを持たせることはできない(8ビットの場合、10ビットではこれより多くの値が予約され、12ビットではさらに多くの値が予約されているが、ファイル記録やRGBモード、sYCC(英語版)などのフルレンジYCbCrディジタルモードやAdbe RGB色空間(英語版)などでは予約された値はない)。Rec. 709の10ビットエンコーディングでは公称レンジとして8ビットエンコーディングの公称レンジの4倍の値が用いられている。Rec. 709の公称レンジはITU Rec. 601で定義されたものと同一である。
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ディジタル表現
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「Rec. 2020」の記事における「ディジタル表現」の解説
Rec. 2020ではサンプルあたり10ビットおよび12ビットのビット深度が定義されている。 サンプルあたり10ビットのRec. 2020では黒レベル(英語版)はコード64と定義され、公称白ピークはコード940と定義されたビデオレベルを用いる。コード0-3および1,020-1,023はタイミング基準として用いられる。コード4から63は黒レベルより下のビデオデータをあらわし、コード941から1,019は公称白ピーク以上のビデオデータをあらわしている。 サンプルあたり12ビットのRec. 2020では黒レベルはコード256と定義され、公称白ピークはコード3760と定義されたビデオレベルを用いる。コード0−15および4,080-4,095はタイミング基準として用いられる。コード16から255は黒レベルより下のビデオデータをあらわし、コード3,761から4,079は公称白ピーク以上のビデオデータをあらわしている。
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