ティー‐ティー‐エル【TTL】
ティー‐ティー‐エル【TTL】
TTL
TTLとは、(1)Transistor-Transistor Logic、あるいは(2)Time To Liveの略である。
(1)フルスペル:Transistor-Transistor Logic
読み方:ティーティーエル
論理集積回路(ロジックIC)の一種で、バイポーラトランジスタと抵抗によって構成された論理回路のことである。
TTLは、1962年に、Texas Instruments(TI)によって開発された論理回路のシリーズ「SN7400」で初めて登場した。TTLが登場する以前に使用されていたDTL(Diode-Transistor Logic)との対比でTTLと名づけられている。TTLは、消費電力量が大きいという難点はあったが、ロジックICの回路として広く普及した。
後に低コストで製造・利用が可能な相補型金属酸化膜半導体(CMOS)が登場したことにより、ロジックICとしてはCMOSがよく用いられるようになっている。
(2)フルスペル:Time To Live
読み方:ティーティーエル
IPネットワークなどでルーティングを行う際、パケットに設定される、そのパケットの有効時間のことである。「Time To Live」とは「生存時間」を意味し、この値がなくなるとパケットは消滅するようになっている。
パケットに設定されたTTLは、多くの場合、ルータを通過するごとに値が減っていくように設定されている。データの行き先が見つからずに無限ループ状態に陥ったとしても、一定時間を経過すると消滅するようになっている。これによって無数の無限ループが生じてネットワークのトラフィックが麻痺するといった状態をあらかじめ回避することができる。
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