タキ1600形貨車への改造
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「国鉄C53形蒸気機関車」の記事における「タキ1600形貨車への改造」の解説
1949年(昭和24年)9月30日から同年11月5日にかけて、廃車となった本形式の炭水車を糖蜜輸送用40t積タンク車タキ1600形に改造する工事が実施された。改造工事は東洋レーヨン、若松車両の2社にて2ロット16両(タキ1600 - タキ1615、本形式32両分)が行われた。 これは2両分の炭水車の石炭取出口側(機関車運転室側)を向かい合わせにして永久連結し、炭水車上部の炭庫を取り払い、下部の水槽をタンクとして利用するというものであった。台枠や台車は元の炭水車のものを用いた。永久連結した2両分を1両とし、各々の車両には「タキ16xx前」「タキ16xx後」と表記された。 所有者は内外輸送であり、その常備駅は神奈川県の新興駅であった。 1956年(昭和31年)7月までに全廃されている。
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