タウル集落のサント・クリメント聖堂
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「バル・デ・ボイ」の記事における「タウル集落のサント・クリメント聖堂」の解説
詳細は「en:Sant Climent de Taüll」を参照 タウル集落(Taüll)のサント・クリメント聖堂は、1123年12月10日にロダの司祭(bishop of Roda)によって献堂された。 この聖堂はタウル集落からボイ集落への道のそばの小高い丘の上にあり、バル・デ・ボイの聖堂群の中では最大かつ最も保存状態の良いもので、芸術的価値も最も優れている。 聖堂は3つの身廊を持つバシリカ式聖堂として設計されており、それぞれの身廊は柱の並ぶ拱廊で仕切られ、端に半円状の後陣がある。二重に張られた木製の屋根(double- pitched timber roof)は当時のままである。聖堂本体の南東部には、各階にアーチ状の窓がついている6階建ての鐘楼がある。 建物は花崗岩のブロックで組み立てられており、軽石で諸要素や窓が飾り付けられている。ファサードは彫刻された壁と付け柱で飾られている。 全能者キリストの絵は、元々この聖堂のメインの後陣に描かれていたもので、ロマネスク美術の傑作のひとつとして知られている。現在は国立カタルーニャ美術館に収蔵されている。
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