ソテリオス_(韓国府主教)とは? わかりやすく解説

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ソテリオス (韓国府主教)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 23:55 UTC 版)

ソテリオス
韓国の府主教、日本のエクザルフ
教会 韓国正教会
教区 韓国府主教区
着座 2004年6月20日
離任 2008年7月20日
後任 アンヴロシオス
個人情報
本名 ソテリオス・トランバス
出生 (1929-07-17) 1929年7月17日
ギリシャイピロス地方アルタ県
死去 2022年6月10日(2022-06-10)(92歳)
 大韓民国ソウル特別市
教派・教会名 正教会
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ソテリオス・トランバスギリシア語: Σωτήριος Τράμπας、ラテン文字表記:Soterios Trambas、1929年7月17日 - 2022年6月10日[1])は、コンスタンディヌーポリ総主教庁韓国府主教区の初代府主教

略歴

1929年ギリシャ共和国アルタ県に生まれる。1951年アテネ大学神学を修めた後、2年半の軍務の傍ら、講師を務め、中高生向けに教理を教えた。1956年6月26日レスボス島のレモノス修道院に修道請願し、その3日後に輔祭叙聖された。1960年6月12日司祭に叙聖され、次いで掌院昇叙された。1965年には従軍司祭に従事した。1968年には、アテネ大主教座聖堂の主任司祭として従事する傍ら、アッティカPapagou(Παπάγου)にある生神女庇護聖堂の主任司祭も兼任した。

1975年11月に、志願して、当時ニュージーランド府主教区管轄下の韓国に赴き、積極的な牧会活動を行った。ソウルにしか拠点のなかった韓国正教会が全土に広まったのはこのときである。1982年には神学校を創設し、1996年には宣教のための財団を設け、教会の充実を図った。1993年にディオニシオス府主教の補佐としてゼラの主教に、次いで1995年に、韓国における総主教代理に叙聖された。また、韓国にとどまらず、アジア全域にわたる宣教活動を行い、1995年10月24日にはフィリピン生神女福音大聖堂の基礎成聖式を行った[2]

韓国でも、その宣教活動は認められ、2000年には、名誉市民の称号を受けた。

2004年4月20日に、韓国府主教区がニュージーランド府主教区から分離独立し、初代の府主教に叙聖され、同年6月20日に着座した。また、2005年には、ニュージーランド府主教区2代目のイオシフ府主教の離任から3代目のアンフィロシオス府主教着座までの2ヶ月間、ニュージーランド府主教代行を務めた[3]2006年10月には、8月に成聖された平壌の至聖三者聖堂を訪問し、講演を行った。

老衰のため、2008年に韓国府主教を離任。ピシディアの府主教という名義を与えられ(ピシディアに赴任している訳ではない)、加平郡にある加平救世主顕栄修道院で余生を送っていたが、2022年6月10日ソウルで没した。

著書

脚注

  1. ^ NewsRoom. “The first Metropolitan of Korea, Sotirios, fell asleep in the Lord | Orthodox Times (en)” (英語). https://orthodoxtimes.com/. 2022年6月10日閲覧。
  2. ^ http://www.orthodoxchurchinphilippines.omhksea.org/?p=55
  3. ^ ニュージーランド大主教区公式サイト略歴記事([1])の一番下。

外部リンク

  • 韓国正教会公式サイト内紹介(韓国語)[2](英語)[3]
  • コンスタンディヌーポリ総主教庁公式サイト内紹介(英語)[4]
  • 韓国正教会府主教区聖体礼儀ソテリオス府主教着座式(YouTube)[5]
先代
-
韓国正教会府主教
初代:2004年 - 2008年
次代
アンヴロシオス



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